新米提督航海日誌

艦これを始めたばかりの提督によるゲームの感想を綴る場所

未来ラジオと人工鳩 感想と見所

1ヶ月以上ぶりの更新です。艦これの初秋(晩夏)イベントが予想以上に長引いてエロゲのプレイ時間がなかなか取れませんでした(-_-;)

今回プレイしたのはLaplacianの未来ラジオと人工鳩です。

この作品は8月某日、Twitterのフォロワーさんから面白いエロゲがあるから紹介したいというお話を頂いたのがきっかけとなり、さっそく体験版をDLしてプレイしました。

そして、体験版をプレイしてみて驚いたのですが、

体験版とは思えないほどの大ボリューム(5~6時間くらい)

EDまで入っていてラストがすごく気になる終わり方で力の入りようがすごい

ギャグとシリアスの両方がバランス良くて面白い

ととにかくびっくりしましたΣ(゚Д゚)

まだプレイしたことないよって方には是非とも体験版をDLしてプレイしてみてほしいです。

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義妹の唐突な童貞いじりの下ネタや、

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どうみてもち◯こにしか見えないマスコット?がお出迎えしてくれます。

本作品の見所

① 2061年という近未来が舞台なのに電波が使えない不思議な世界

②未来からの電波を受信するラジオの内容に胸のドキドキが止まらない!

③壮大な仕掛けが施された物語!結末を予想しながらのプレイが楽しい!

 

以上3点あげてみました。ここまではまだ未プレイの方を対象に書いているので、私がもし未プレイの人にこの作品の見所を伝えるとしたらこの3点かなという所を書かせていただきました。

 

さて、体験版を終わらせたのが9月の頭で製品を購入したのが9月中頃。プレイ開始が10月6日とこんなに日が空いていて大丈夫か?とも思いますが、なんとかなりました。

ここからは本編(製品版)の感想になります。未プレイの方は一旦ブラウザバック推奨です。 (しばらく余白続くのでプレイ済みの方は下へスクロールどうぞ)

今回は、共通ルート(8月8日まで)と、各ヒロイン攻略終了ごとに感想を書きながらプレイしてみました。後でいっぺんに書くと最初に攻略したヒロインのことの大半忘れてしまうので…

 

 

 

 

 

 

共通ルートの振り返り

製品版のスタートは体験版とほとんど同じものでした。違っていたのはかぐやの言うことを信じるかどうかの選択肢が出てきたぐらいでしが、最初はロックがかかっておりかぐやの攻略は最後になるのだろうなと感じました。

さて、では主人公達が7月10日~29日まで何をやってきたかをまとめてみると、

①最終目標は宇宙探査機である昊(オオゾラ)の1タミへの落下を阻止すること

②昊の落下ポイントをずらす軌道修正命令を送るために人工鳩を減らすこと

③人工鳩を減らすためにラジオの放送と量産、配布を行うこと

だいたいこんな感じでしょうか。

ラジオの放送で人工鳩を減らして人工鳩の包囲網に穴を開け、そこから昊の軌道修正命令を送り落下地点をずらせば成功なわけですね。

目標が明確で話の流れがつかみやすく、登場人物の会話のテンポもいいためプレイしていて楽しく、突然の下ネタで笑わせてくれるので良いスタートじゃないかと思いました。

しかし、葉月かぐやの言ったことですべてがひっくり返されますね。彼女の言ったことを箇条書きにしておくと、

①自分が人工鳩のスイッチであること

②自分が死ねば人工鳩の電波喰いは終わる

③自分はもうすぐ死ぬつもりである

最初は空いた口がふさがりませんでした。主人公たちのやってきたことって何だったの?ってなりますねこれは。

しかし主人公のソラはかぐやに生きていてほしいと思うようになり、彼女に好意を伝えました。

正直言うとですね、ここらへんから話の流れがつかみにくくなってきたなあと思ったのですよ。

 昊落下当日に、イシマルが1タミへ近くの場所で人工鳩に襲われて倒れていたのはかぐやがやったことなのでしょうし、秋奈と水雪との静止を振り切って1タミにやってきたソラにと口づけを交わした後人工鳩に襲わせて気絶させたあと、ソラはどうやって1タミの入り口付近に運ばれたのか?

そして昊が落ちる寸前にかぐやが椿に渡したかぐやのバイタルモニターがNO SIGNALなのに電波喰いが終わらず軌道修正命令が送れない理由は何なのか?

その後、8月まで眠り続けたソラが目を覚ますも、声がでない以上に衝撃的だった、「かぐやって誰だ」のノートへの書き込み。

体験版はここで終わりですね。

思わず続きが気になる形での作り方にEDまで用意されていたのでこれは買わなきゃとなりました。

この消化不良な形を今後どう終わらせていくのだろうかと楽しみでなりませんでした。

 水雪ルート

最初は水雪から攻略するつもりでいたんですが、選択肢が出てくるタイミングが読めなくて、とりあえず2度目に出てくる選択肢で「考えてみる」を選択したら水雪ルートに入っていたという流れでした。

率直な感想を言ってしまうと、話が短くて物足りなかったです

ソラが目覚めたのが8月8日で、その後8月10日あたりから3泊4日の旅行に行き恋人関係になって戻ってきた後、ソラが1タミに行きかぐやとの思いを断ち切って水雪の元へ戻ってきて終了。

ソラの声と味覚もあっさりもとに戻ってしまいましたし、正直肩透かし食らった気分でした。水雪がソラのことを好きで、かぐやのことや7月に起きたことを思い出してほしくないという気持ちは分かるんですが、ならばそこにもう少し切り込んでソラと水雪の2人で乗り越えて欲しかったと思いました。

 

まあ、残念なところはここまでにして、面白かった部分の感想も書きますね。

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水雪とソラが訪れた静岡の温泉旅館がまさかのちゃんこんくんの出身地でそこでの水雪の驚きっぷりと目までちゃんこんくんなのは正直笑いましたw

そしてさらには、、、

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どこに業界を盛り上げる要素があるんだよわかるかそんなもんwwとつい突っ込んでしまった旅館の大将の発言。この人がちゃんこんくんの生みの親なんですね。

水雪はツッコミが鋭く容赦ないところが好きなのもあって、ギャグ展開になると見ていて楽しくなってきます。エッチシーンでもソラへのツッコミがホントエグいw

シリアスな場面での水雪はちょっと描きづらいのかな?とも思いましたが、水雪が一途にソラのことを想い続けるピュアでかわいい女の子という部分は強く伝わってきました。

EDの You know me, I know you もいい曲でした。心が温かくなる良い曲だと思います。

秋奈ルート

CVの小倉結衣さんに感謝と敬意を!最高です(´;ω;`) すばらしい演技でした!

いやほんと、アオイトリやアマツツミのころから気にかけてきましたけど、エロゲ声優さんの中ではかなり好きな方になります。小倉結衣さんだから買った部分はあります。

さて、お話の感想ですが、普通に楽しめて感動しました。

話の流れ的には、ソラの記憶を取り戻すのを秋奈に手伝ってもらうというところから秋奈のルートへ入るという感じですよね。

キーになるのは「記憶」

記憶を取り戻す上で秋奈とともに行動していくわけですが、このルートでびっくりしたことが2点ありました。

1点目:15年前の電波喰いによる飛行機落下事故の唯一の生存者が秋奈であったこと

2点目:ソラが義母の塔子に助かった経緯や引き取られた過去を聞かないこと

もうただただええええええええええええええええええっってなりましたね。

じゃあなに?ソラの記憶は7月10日以前のものもどこかにおかしな点があるってこと?

ソラは秋奈とともに1タミに行って一応記憶を取り戻しますが、15年前の事故からソラがどうやって助かったかは物語では語られず、塔子にも自身の過去を語られないのならそれで構わないと言ってました。

なんというか、これかぐやルートへの伏線なの?って思わせるような作りに感じたのですが、読んでる方はどう感じましたかね?

 

そして、ソラの記憶が戻った後は秋奈と恋人になると同時に、秋奈の父親とのお話に移りますね。

秋奈父も15年前の事故の被害者で、死にはしなかったものの記憶をなくし、1日の行動をある程度制御されて毎日ほぼ同じ行動をしながら生き続けているというヘビーな設定ですね。

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秋奈の台詞が胸に刺さりました。

彼女はこういう思いをしているから、だからソラに大切に思っていたかぐやのことを思い出して欲しくて、すべてを思い出した上で私を選んでくれればそれでいいというような考えができたのかなと思うと、胸が締め付けられました。

ソラはそんな秋奈の思いも理解した上で、秋奈と父親を繋げることはできないかとあれこれ画策して行動し、ついに秋奈父は自分の娘のことを思い出すことができたわけですね。でもそれも、長く続くものではなくて、たった1日だけ。

それでも、越百父娘にとってはかけがえのない1日になったはずだと思いました。

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別れ際の言葉。秋奈父が見せたイレギュラーな行動のあとの「おやすみ」のやりとりはさすがに涙でした。

物語の終わりは人工鳩の電波喰いを終わらせるために新たなスタートを切る形で終了となりますね。ここでは人工鳩への憎悪からではなく、未来のために動きはじめていてソラの成長も感じられました。

椿姫ルート

秋奈ルートまでを終えて、一つ考えていたことがありました。

結論を先に言ってしまうと、かぐやが死んでも電波喰いが終わらなかった原因は「ソラがかぐやと同様に人工鳩によって生かされているから」というものです。

実際にこの考えは椿姫ルートをプレイしていく中で明らかになり私の考えが的中したのですが、まあ、気づく人は最初から気づいてたんじゃないかなとも思ったり。

ここに至るまでの過程としては、

・15年前の飛行機落下事故の唯一の生存者が秋奈であったこと

   ↓

 ソラは別の誰か(というか葉月伊耶那)に助けられたので表に出なかった

・ソラの記憶には15年前の事故にあってから月見里家に来るまでの記憶がないばかりか 事故の生存者は自分だけだと思っていたこと

   ↓

 葉月伊耶那に助けられた際に脳にかぐやと同様の処置を受け記憶に影響がでた?

・かぐやは自分が死ねば電波喰いは終わると考えていたこと

   ↓

 かぐやがソラも人工鳩の影響を受けていると知らなかったからこそ死を選べた?

・昊が落下したと同時にソラの意識が途切れ8月8日まで眠り続けたこと

   ↓

 ソラが人工鳩に助けられていたとすると、昊の落下で人工鳩が大幅に減少したことで ソラの意識が途切れ、人工鳩の数が元に戻ると同時に意識も戻ったとすると説明がつく

とまあ、こんな感じに疑問を思い浮かべながらやっていたんですよねえ。それでたどり着いたのが最初の結論。エロゲだしこれくらいの仕掛けをやってきても不思議ではないかなーぐらいに考えていたのですけどね。

 

さて、椿姫ルートの感想を。

このルートは人工鳩とソラ自身に関すること、物語の核心とも言われる部分が次々と明かされていくわけですが、ソラと椿姫の恋愛描写は少なめで、いきなりエッチシーンに入ってくるのでびっくりしました。身体だけのドライな関係で終わることはないよねと思っていましたが、ちゃんときれいにおさまってくれましたね。

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葉月伊耶那と椿姫が出会ったころの写真を見て思いました。伊耶那博士ってすっげー美人な人だったんだなあと。横で緊張してる椿姫がかわいい><

それにしても、椿姫が遺伝子操作受けて生まれたって…ふーん、、、コーディネーターかよ!!と思わずツッコんだり。

椿姫の話を聞いていると、伊耶那の常人離れっぷりがよく分かりますね。そりゃ尊敬というか執着というか、複雑な想いをいだくわけだなあと。

椿姫ルートで一番涙したのは、ソラが自身の15年前の事故から助かった真相を知り自殺しようと1タミに来て、その姿の後ろで椿姫がかけたこのシーンでした。

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椿姫が見せた涙と本音には思わず心打たれてしまいました。尊敬していた伊耶那においていかれ、さらには好きになったソラにまでおいていかれて一人になってしまうのは、それはもう耐えられるものじゃあないなと思いました。

その後、自殺を思いとどまり椿姫とともにいることを選択したソラ達が取った行動には驚かされることになりましたね。

エピローグは3年後に飛び、改修された1タミの地下ターミナルでやっていたこと・・・

情報を圧縮して1分間の音声データにして過去の人工鳩に送信し続ける。

あの奇怪な音を放送してたのお前達だったのか!

ここまでは予想つかんかったです。

でも、これで晴れてかぐやを死なせずに済む話へいくのだなと思うとどこか楽しみで。

かぐやルート

かぐやを死なせずに電波喰いを止め、なおかつ昊の落下も阻止するというこの作品の最大の見せ場になるよなーと思いながらプレイしました。

かぐやが死ぬのが昊が落下する日にちなので、それまでに解決策を見出す必要があり、物語は一番最初の選択肢まで戻す必要がありますね。

このルートの転機は、やはり椿姫ルートのかぐやが死んだ3年後の椿姫とソラが流したデータを圧縮した音をソラが受信し、かぐやが死んだ未来を知った時だと思いました。

とはいえ、最初はソラがかぐやと一緒に死んで電波喰いを終わらせようだなんて考えるからおいおいちょっと待てそれはいかーん!とひやひやしました。

けれども、ソラの記憶をかぐやと共有したことでかぐやは外の世界のことを知り、ソラをかぐやの補助脳として機能させ人工鳩の力を借りずに生きる方法を提案され、それに戸惑いつつも、生きたいと、かぐやが生きることを選んだ場面はちょっとうるっときました。

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ソラのこの言葉。本当にかぐやのことを思ってないと出てこないよなあと。

結果としては、ソラがかぐやの補助脳として機能するために1タミの地下で眠り続け(かぐやの頭の中に意識はあるけど)、かぐやは死ぬことなく人工鳩の電波喰いも止まり昊の落下地点の軌道修正も完了というものになりましたね。

これでED入ってソラの画像にThank you for playingって出てきて終わって、思いました。これで本当に終わりなのか?

ソラもかぐやも助かって人工鳩の電波喰いも終わり昊の落下地点軌道修正もやれた理想のルートあるでしょ!?って思ってました。

そしたらありましたね。おまけもーどが。

おなりくんのおまけもーど

Laplacianさんでは恒例のおまけもーどなんですね。私初プレイがこの作品なので知りませんでした。だから、突然おなり君出てきてびっくりですよ(゚д゚)!

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しかも中の女の子めっちゃかわいい…

おまけにエッチシーンまであるし。

いいねこれ。

物語2年進めるのに370ピストンかかるのはともかくとして、こういう遊び心あふれるブランドさん好きです。過去作プレイしてみようって思いましたよ(๑•̀ㅂ•́)و✧

さて、肝心の物語ですが、かぐやルートから2年後ということですね。

研究の成果が実り、眠り続けていたソラを起こすことに成功したばかりか、人工鳩は再び人々に恩恵を与える存在となり、秋奈の父親も人工鳩の補助を受けることで記憶を取り戻しているとのことも書かれていたのでこれはもう大団円じゃないかなあと。

ソラが求めた、空との繋がりも無事に取り戻せたことですし。人工鳩の一掃はかないませんでしたけども。

このおまけプレイまでしてはじめて、この作品は完結するものだと思いました。

葉月伊耶那について思ったこと

この作品において中心となる人工鳩を開発し世界に大きな貢献を果たすも、娘の命を守るために電波喰いを起こし多くの人命を奪い国際テロリストで指名手を受けた伊耶那博士。彼女がソラを自分の左目を移植してまでかぐやと同じように人工鳩の補助を受けて生きられるようにしたのはなぜだったのかなあと不思議に思いました。

塔子の話を聞く限りでは、ソラに移植の適合性があったからかもという話も聞かれましたがどうなんでしょうね。

私の勝手な推測では、ソラを人工鳩の補助脳を使って生き返らせることで、かぐやでも同じようなことができないか実験した?部分はあるのかな?とも思ったりしていて。

子どもを救うためならなんだってするという塔子の話もありますし、伊耶那博士自身も電波喰いはもともとかぐやの命をつなぐためですからね。

未来の電波を受信する無線機のモジュールを作ったのも、かぐやが生きている未来から届くかぐやの声を聞くためという目的があったように描かれてますし、伊耶那博士はすべての行動が娘であるかぐやに幸せに生きてほしいとの願いのもとだったのかなと感じました。正直、嫌いになれない人物だなと。

この作品全体を通して まとめ

未来ラジオと人工鳩、実際にプレイしてみてとても楽しかったです。

水雪ルートが物足りなかったですが、今考えてみると、

水雪ルート  → 大切な人に振り向いてもらえない悲しさ

秋奈ルート  → 大切な人に覚えていてもらえない悲しさ

椿姫ルート  → 大切な人においていかれ独りになる悲しさ

かぐやルート → 大切な人とともに生きる道を探す

という感じなのかなーと(ちょっと無理矢理かなこれ)。

でも、どのルートでも、自分にとって大切な誰かのために行動していて、ソラもヒロイン4人も悲しみや辛さを乗り越えて前に進んで生きていく姿が描かれていたように感じました。

また、人工鳩と未来からのラジオを使った壮大な仕掛けもお見事でした。

こういうプレイヤーに何が起きるかを考えさせてドキドキワクワクさせる作品は大好物です!!

自分にもいつか、この人とともに生きようという大切な誰かと出会う日が来るのでしょうか。そしてその時、自分はどんな選択をするのか?少し楽しみに感じました。

さて、なんかあれこれ書いていたらまーた長くなってしまいましたね。

最後まで読んでくれた皆様ありがとうございました。それではまた次のエロゲの感想で。