春音アリスグラム 感想
エロゲプレイしてる時って至福の時間ですよね(*´∀`*)
さて、今回はNana Windさんの「春音アリスグラム」の感想を書こうと思います。
エロゲ売り場をふらーっとしていたらおっぱいの大きな美少女が5人もいるエロゲを見つけたのがきっかけで購入したのですが、今回は前評判も評価も何も頭に入れずにプレイしてみました。Nana Windさんの作品も初めてです。たまにはこんな形でプレイするのも悪くないよなと思い、ドキドキワクワクしながらプレイを開始しました。
さて、次にやるエロゲはこちらです。
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月15日
Nana Windさんの春音アリスグラム。
正直に言って前評判も感想なども何も頭に入れずに買いました。
どんな形になるかはわかりませんが、とりあえずスタートしてみます。 pic.twitter.com/ZrGKkAoqZ7
シナリオ構成について
プロローグ、1章の途中でOPを挟み黄昏部にエリサが加入してから本格的にスタート。
2章(優理)、3章(エリサ)、4章(雪)、5章(一葉)、6章(耶々)は共通ルートとなりつつも、各章にスポットのあたるヒロインが決まっていて、そこでの選択肢の結果で7章から個別ルートへと突入していく構成。
7章は主に恋人になるまでの準備期間で告白して終わり、8章では恋人同士でのイチャラブで進み、9章でシリアスな雰囲気にガラリと変えて問題を乗り越えてエンディングとエピローグへ。その後アフターが開放という流れ。
共通ルートが長く個別ルートが短い印象を受けました。また、構成上Hシーンが8章に2回、9章に1回、アフターで1回の合計4回ずつあるのですが、この形を守りたかったのか無理矢理Hシーンをねじ込んでいるように見受けられる場面もあって、個人的にはもっと柔軟に自然な形でHシーンを入れるよう丁寧にしてほしかったなという思いがありました。
アフターはHシーンが中心でそれ以外は特に何もなく、ただシーン回収して終わってるだけな感じになっていて残念だったなと。個別ルートで語ることは終わってるとはいえ、なんか味気ないものを感じていました。
舞台設定、アーケンカードについて
運よく初期版を入手できたので設定資料集が手に入っており、湊十区や成稜学園の資料を見た時は素直に綺麗に描いてあるなあと思いました。
それ以上に気になったのがアーケンカードなのですが、いまいちよくわからないシステムだなと思いながら見ていました。レベルアップする条件やカードに変化が訪れる条件など、わかんないことだらけで物語でもあまり深くは語られずじまいでモヤモヤしてばかりでした。プレイ終了後に他の方の感想ブログをいくつか読んでいると、過去作をプレイしているとそこら辺よくわかるとのことで、え?マジ?って感じになってしまいました。
何も知らずにやったがゆえの消化不良だったのかと思うと今回のチャレンジはやってしまった感がありましたが、各キャラがアーケンを使って問題を解決していく姿はみていて楽しかったので、今後機会ができたら過去作にも手をだせたらいいなと思います。
共通ルートについて
長い。とにかく長かった。
謎解きを中心にやるゲームなのかなと思いきや、基本的には主人公達がある程度推理してくれるので最後の決めの部分をプレイヤーが選んでるだけという形は少しものたりませんでした。でも、推理小説を読んでいると思えば特に変わることもないかなと。
共通ルートをプレイしていて疑問に感じたというか後に回収される伏線だなと思ったのは、
・主人公の過去と父親の失踪の真相
・ZEROの正体
・FOOLのカードを北菱の鞄に仕込んだ犯人
・央条財団の目的
・旧生徒会会長が不正に手をつけた理由
・時計塔の秘密
・悠久の場所について
・凛堂家の家庭事情
って上げていったらキリがないか。どのみち各ヒロインの個別ルートで明らかになるだろうと思いながら気楽にプレイすることにしました。
共通ルートで一番面白かったのは3章でエリサがアーケンを発動させて浮気を問い詰めていく場面でした。痛快でした。なんかエリサ性格変わってない?と一瞬思ったほど気迫があったと感じました。6章も面白かったんですけどね、犯人が最初の段階から絞り込めてしまって少し物足りなかったです。
さて、次からは各ヒロインの攻略順に感想を書いていきます。
耶々ルート
最初に攻略するのは耶々だと決めていました。くすはらゆいさんがCVやってるからというのもあったのですが、それ以上に小悪魔的な女の子ってかなり好みなので。
7章8章については特にグッとくるものはなかったですが、9章では耶々の過去が明らかになり、大好きだった父の死の真相を知らされた時はこれはまた重い内容が来たなあと感じていました。
アーケンの共鳴については未来視のことが出てきましたが、颯太郎と耶々はその力には頼らず自分たちの力で前に進むことを決めていました。
それはそれでいいのですけど、アーケンの力についてはあまり掘り下げないつもりなのかなと思いながらプレイを終えたのを覚えています。
耶々は私服の黒統一も綺麗に描かれていて大好きですが、やっぱり制服が一番似合ってると思いました。おっぱいも強調されていて部長の椅子に座ってドヤってるのが最高にいい!!
優里ルート
一葉がバトルもの、雪が悠久の場所、エリサが時計塔の秘密と物語の根幹に絡んできそうな気配を感じたので優里を2番目に選んだという感じですね。
ここで颯太郎が生徒会に配属されたことを受けて、一葉で風紀執行部、雪で新生会、エリサはそのまま黄昏部でという流れが見えました。まーそなるわなとも思いつつ。
7章の告白シーンは王道というか青春してるなーと思いながらみつつ、8章のイチャラブはあつあつごちそうさまでした。ということで9章へ。
噂一つでガタ落ちする生徒会っておいおいと思いましたが、旧生徒会の残した遺恨がそれだけ大きかったということですかね。橘宵陽がやったことの真相が明るみに出てようやくことが終息するわけですが、まさか派閥を潰すために不正した形をとって旧体制を壊し真実を敢えて語らなかったとは。
それはさておき、優里さんできすぎやしませんかね。
どこまでも大きな慈愛の心を持ち、優秀で家事も料理もできて。6章で北菱を許した時は器の大きさにいたく感動したのを覚えています。でも、そんな彼女だからこそ他人に頼るのが苦手だっということなのでしょう。颯太郎という心を開けるパートナーを得て彼女は一皮むけたんじゃないかなと思いました。
こんな美少女と毎朝一緒に登校だなんて颯太郎にはヤキモチを焼いてしまいますね。
一葉ルート
一葉のアーケンが明らかに戦闘向けの能力なのでバトルものになるのは必須だなーと思っていました。実際そのとおりになりましたし、央条財団まで絡んできて規模のデカイ話に発展してしまったと思います。
しかしながら、各章あまりだれることはなくバトル要素やシリアスな局面をちょいちょい入れてくれたので個人的にはけっこう楽しめました。
颯太郎の過去と一葉の努力する理由が判明するだけでなく、央条財団の役員からは颯太郎の父親の失踪の真相まで明かされて役員のおっさんえげつねえと思いつつも、名前も立ち絵も与えられずただの役職名と黒い人物の立ち絵ですまされたおっさんが不憫でした。
このルートでは一体何が条件なのかは分かりませんが、アーケンカードがレベルアップしたり異なる能力を獲得するという現象が起きていて最初ははっ?ってなってました。
そして極めつけは役員のおっさんを倒した波動びーむ?の発動。なんかよくわからん。でも颯太郎が自分の心と力を制御し悪党倒して万々歳でおしまい。
Hシーンを無理にねじ込んだ気がしたのが9章の央条財団のフェリーに乗り込む前でした。このシリアスな場面でその流れになる?と疑問を抱きました…
そんな一葉のルートでしたが、一葉のどこか抜けてる上に隠れオタクでなんだか萌えてしまう部分がよくて、個人的にはそばにいてほしいというかほっとけないなと感じました。梢もこんな気分なのかな。
一葉がアーケンを発動した時のCGはお気に入りでかっこかわいいを両立している気がします。アーケンカードが軍事利用されたらこうなるを具体的に描きたかったルートなのかなとも思ったり。
雪ルート
7章のできが一番よかったと思っています。料亭をやっている事情もあってか、両親にあまりかまってもらえず誕生日も祝われることもなく、でも反抗もせずにどこか自分の気持ちを表に出さずセーブしながらやってきた雪。そんな彼女に仲間たちが開いてくれた誕生日パーティでの雪の涙をみたらこっちまで熱いものがこみ上げてきました。正直ここで終わってもよかったなーと思いました。
しかしそんなわけにはいかず、8章では他ルート同様にイチャイチャをして本番の9章ですね。悠久の場所が危険な場所だと颯太郎に聞きつつもそこにこだわる理由は、彼女の過去に払拭できないものでもあるのかな?と思っていたのですが、そういうわけではなかった感じかなと。
悠久の場所に入って彼女が望んでいたことは現状維持なのではないかと思いました。颯太郎と離れたくない、卒業して離れ離れは嫌だと、いずれやってくる未来を恐れ現状を維持し楽しい時間にずっとい続けたい。そう願っていたのだなあと。
けれどもそれは颯太郎によって止められ、雪は前を向き未来にむかって歩むことを決めました。悠久の場所からの帰還による時間のズレが2日で済んだのは奇跡だと思ったのですが、物語的にもここらへんに落とさないとまずかった感じも見えるのかなーと疑ってみたり…
そんなこんなではありましたが、雪はかなりかわいかったなと思います。たぶん俺の嫁って言いたくなるキャラ。個人的には一葉といい勝負。料理できる、オタク、おっぱい大きい、美少女。最高じゃないですか!
和服を着るキャラってエロゲやってても少ないと感じるので、着ているのを見ると新鮮に映ります。着物Hはいいですね。
エリサルート
時計塔の秘密を探りにいくことが物語の根幹に触れるような気がして最後に回したルートとなりました。個人的にはこの選択間違ってなかったかなと思ってます。
このルートで気になっていたのはやけに遥が絡んでくるというところでした。颯太郎に言うことが伏線だと言わんばかりの語りっぷりでこれ何かあるなと勘ぐりました。
学園の七不思議をあっさり解きつつも、エリサとの交際は順調にスタートし遥のこと以外大きく気になる点はなく9章へ向かいました。
ZEROが七星の間でよこした手紙で遥への疑いがさらに強まり、6階層目(だったかな?)で核心へ変わりました。正直マジカヨってなりましたけど。
颯太郎が死ぬ度に時間が巻き戻った原因がアーケンカードとクロノグロームの反応らしいですが、そこらへんどういう理屈なのかよくわからないし明かしてもらえなかったのでちょいと残念ではありました。
とはいえ、この効果のおかげで謎が解けるわけですが、9章のこのシリアスな場面にHシーン入れるのかよ!ってなりました。ここも無理矢理感がありました。
そんなごたごたがありつつも、最上層までやってくるとZEROの正体が判明しますね。
彼が颯太郎を刺した理由もここで判明し、彼が自身には未来がもうわずかしか残されていないこと、颯太郎と楽しく過ごしていた過去に戻るために、生きるためにクロノグロームを狙っていたことも分かりました。でも、それ以上に驚いたことは、彼がFOOLのアーケンを所持していたことと、発動させた能力がラプラスアイズであったことでした。ここは一瞬目が点になりました。ラプラスアイズって、それ別ルートで神無月祥子が過去に自分が持っていた能力って言ってたよなあ、ということは彼女が以前持っていたアーケンはこれ?なのか?と。どういう経緯でZEROとなった彼が入手したかは語られていませんでしたが、まーほんとびつくりでした。
しかし、彼は能力に耐えられませんでしたし、そればかりか最後は颯太郎と別れることになりましたね。ここでエリサと共に時を戻して彼を助けるなんて流れもあったかもですが、助けたところで彼の未来は変えられないでしょうし、いい結末にはならなかったのではないかと思います。彼の存在が消滅し、ZEROの存在(というか概念?)だけが残る苦い終わり方になりましたが、これには過去に囚われ執着して生きるのではなく、未来に向かって生きていこうという思いでも込められていたのかなと思ったり。
さて、ストーリーばかりでエリサの魅力がまったくですね。
他の方のブログも見ていると、エリサの私服姿かわいいって意見があったのですがほんとそのとおりだと思います。
エリサはお姫様だからやっぱドレスと思いきや私服のほうがレベル高くてグッド!
サブキャラに関して思ったことをつらつらと
・瀬間梢
こんな兄思いな妹が欲しい!梢のためなら兄妹の関係なんて…!
・北菱摩秀
単なるウザイ奴かと思っていたら根は真面目で純粋な奴だった。だが暑苦しい。でもそこがいい。6章で優里の信者になったのは仕方ない。あれだけのことして許さたらもう信じるしかない。
・遥由宇
颯太郎の良き友達だと思ったらまさかの展開になった。
・須藤弦
最後まで頼りになるよき友人だった。朝陽とくっついてほしい。
・橘朝陽
厳しいけれども面倒見がいいしいいお嫁さんになれそう。須藤とくっついてほしい。
・笠倉乃々花
こういうノリのいい女の子って好き。攻略対象に入ってもいいんじゃない?
・浮気澪
食えない人。彼女みたいな転んでもただでは起きない精神は見習いたいもの。
・佐伯まおり
有能なのかどうかよくわからない人。でも人を見る目は確かなのだと思う。
・神無月祥子
お姉さんになってほしい。甘えたいというよりは尊敬すべき姉として家族になりたいと思うタイプ。颯太郎に与えたアーケンカードの入手先が気になった。
全体を通して まとめ
なんの事前知識も入れずにプレイしたため、分からないことだらけで頭の中を整理するのにも時間がかかりましたが、個人的にはけっこう楽しんでいたと思います。
萌ゲーアワード2017純愛系作品賞を受賞していたこともプレイ終盤になってから知りました。萌えと巨乳を売りにしているだけあってキャラにはすごく力が入っていたと思います。魅力的なヒロインばかりで誰が一番か決めろと言われても難しいです。
しかし、シナリオ重視で美少女ゲーを楽しむ私にはシナリオとしては物足りなく感じる部分が多く、語られない部分も多かったため消化不良で残念な部分はありました。
それでも、過去や今を維持することにとらわれず未来に向けて自分で進んでいこうというメッセージを受け取ったと思っています。
続編の白恋アリスグラムが発売されるまでもう少しですね。こちらもプレイするつもりですが、艦これの夏イベの動向によっては発売直後とはならないかもしれません。でも、せっかくここまで楽しんだのだからいずれはプレイしたいと思います。
今回は珍しく共通ルート、個別ルート、サブキャラと細々感想をかいたので量が増えてしまいました。最後までお読みくださりありがとうございました。
アマツツミ 感想
前回の金色ラブリッチェから日が浅いですが、今回はアマツツミの感想を書いておこうと思います。はじめにどーでもいい話をしますので、さっさと本題にいきたい方はアマツツミの画像が出てくるところまで読み飛ばしてください。
で、なんでこんな時期に書くのかですが、、、
アマツツミのプレイそのものは昨年12月末頃に始めていました。しかし、年が明けてからは艦これの冬イベの準備に追われ、3月までイベントをやり、4月からは次のイベントの準備をやり、5月からはまさかの大規模クラスのミニイベントで6月中旬までつきっきりになり、その後ようやくアマツツミを再開する時を得たわけです。
で、7月1日にアマツツミが終わったのですが、次にプレイする金色ラブリッチェで問題が発生しまして、その対応とちゃんとゲームが起動できるかを確かめようとしたらハマりこんでアマツツミの感想そっちのけでプレイしちゃったーという流れです。
なので、プレイを終えてから約半月後の感想で忘れてる部分も多く読みづらい部分もあるかとは思いますが、どうかお許しを…
さて、ここから本題に入ります。Purple Softwareさんの作品はアオイトリに引き続き2作目となります。巷では”シコイトリ"に”シコツツミ”なんて呼ばれているようですが、一体誰が考えたのでしょうね。Hシーンの作画がすごく力が入っていてシコるのにもってこいなのじゃ~という気持ちはわからんでもないのですが(-_-;)
シナリオ構成、全体に関して
ほたるがメインの基本一本道な構造で、一話終わると該当しているヒロインへの派生ルートが選択できるという単純な構成なのでわかりやすいなと思いました。
その反面、攻略順が予め定められているので自由にできないのはどーなのかなとも思いつつも、開発コラムを読んでいくうちにシナリオへの強い拘りと緻密さを感じたので、それならばその流れに乗ってやってやるぜ!的な感じでプレイしていました。
全体としては、出来はすばらしいし各ヒロインの物語も綺麗につくられていたと感じています。派生ルートは基本的にヒロインとイチャイチャするだけでしたが、本筋ルートで必要な事はすべて描かれていましたので、選んだヒロインを愛することを選んだらこうなるよーという感じで見ていました。おまけ的な感じですかね。
また、メインのルートで適宜挟まれるヒロインとのエッチシーンがどう影響するのかに目が行ってました。ほたるが突然教室で抱いてくれと言ってHシーン入ったり、愛ルートなのにこころとのHシーンが入ってきたり等、たいていのエロゲってキャラのルートに入らないとHシーン行かないのに突然はいってくるのでびっくりはしますね。
アオイトリではいきなりエッチシーンからスタートしていたことを思い出せば何を今更驚くことかとも思ったのですが。
最大の見せ場であるほたるは伏線回収含めクライマックスまでドキドキワクワクが止まりませんでした。時間は空いたけど、最後までプレイしてよかったと思えました。
次より各ヒロインごとの感想に入りますが、感想を書くにあたって各ヒロインのお話のクライマックスの部分をプレイし直してきました。正直そうでもしないとかけませんでした。でも、何を感じたのかを整理する良い機会になったかなと感じています。
第一話 こころ
言霊で築き上げた兄妹関係での恋愛に悩む一方で、あずきさんが死の淵に追いやられていくという展開なわけですが、私には誠がこころの好意を受け止めつつもそれ以上にあずきさんを救うことに必死だったなあと感じました。
里を出て助けてくれたこころの大切な家族を、自分にとっても大切だと思える人を救いたい一心で行動してる様子が目に焼き付いているからだと思うのですけどね。
一方、言霊が命を消費して使っているものだとか、言葉を魂に乗せて相手の魂に届ける(であってますかね?)ということもわかりましたね。
誠の言霊の才能がほとんどなかったこともわかるわけですが、普通の人間からすればチート級の能力と変わらないものだと思います。
さて、肝心のこころですが、おっぱい大きい元気ハツラツな女の子かわいいムギューってしたいと思わせてくれる女の子でした。
クラスの男子からもかなりモテていることが分かりますが、本人の料理が壊滅的な点はどこまで知られてるのかなあとふと気になったりしました。
第二話 響子
響子が鈴夏のことに区切りをつけ、自分の人生を生きていくことを決意する物語という印象でした。
以前から響子のことを避けている様子の光一との関係もここではっきりするわけですが、物語を読んでいると自然と光一と鈴夏が家族であることは把握できたのであまり驚くことがなくて、私の中では響子をどういう展開で鈴夏との過去に決着をつけるかという所に注目していました。
結局、響子を説得する役回りは鈴夏が行い、誠はその手助けをする感じに見えました。
簡単に書くとこれだけで終わってしまうのですが、鈴夏との別れのシーンをもう一度見直すと涙が出てきて…(/_;)
なんでだろうなって思うのですけど、その正体は思うようにつかめなくて。
言いたいことは単純なことだと思うのです。生きている以上は胸張って生きてってことでいいのかな。別れはいつかくるから、何かを選ばなきゃならない時は来るから、ちゃんと前を向いてねって。かけばかくほどドツボに嵌りそうな気もするのでここらへんにしますが、心の温まる良いお話におさまったと思います。
響子は巫女服姿が一番良いですね。綺麗だし、エロくもあるしで。
第三話 愛
ほたるを除く3人のヒロインの中では最も重い内容であったと思うのが愛のお話でした。ここに来るまで誠の許嫁であり常に強気な彼女だったのですが、実は里に流行り病を持ち込むきっかけを作り誠は両親を失い、さらには双子の姉である希を死なせてしまったばかりか、他にも多くの人たちに迷惑をかけたという事実が発覚した時は驚きました。
そうした過去に苛まれながらも、誠のことを想い尽くしている彼女の健気さには頭が上がらないなあと。
全てはこのシーンを愛が偶然見てしまったことから始まっていたと言ってもよいのでしょうか。地味に誠が希の胸を触ってるのがすっごく気になるのですが、触れないでおくべきでしょうね。
当時の愛にも誠にもこのシーンがどういうものかよくわかってなかったけれども、早熟な希だけは理解していて、希からの精一杯の告白だったのだと、希はものすごく恥ずかしがっていたのだと、そんな青春の1ページで終わるはずだったのでしょう。
この物語は最初は愛の過去にちょいちょい触れつつ、誠がこころを再び抱いたことから急展開を迎えていくのが大きな特徴だと思います。雑に言えば嫉妬ともとれるのかな?
周りの人間に誠のことを認識できないように言霊をかけるくらいですし。誠は私だけを見ていればいいってするんだから、やっぱ嫉妬かな。独占というか。
愛の雪の呪いが暴走してそれを解く時に誠が言霊で生み出した希の幻で愛に伝えたことは、響子の時と同じことなんじゃないかなって感じました。
あなたは生きているのだから、前を向いていって
そんな感じがするのです。
響子のお話と愛のお話はどこか似ている部分がある。2人とも過去に負い目をもっているけど、でもそれに捕らわれないで、誰かの代わりじゃない自分の人生を生きてと。
派生ルートは愛のお話が一番面白かったと思っています。
希の代わりではなく恋塚愛が誠の婚約者として、筋を通すために人間世界での言霊を解き里に戻って説得をして戻ってきてと、愛が自身の人生を歩み出す姿を見ることができたなあと感じています。個人的には一番幸せになってほしいヒロインでした。
最終話 ほたる
これまでの伏線を全て回収しエンディングへと向かうお話。それと同時に、誠に怒りの感情が芽生えより人間らしくなっていくルートでもあると感じました。
ほたるのお話で胸が熱くドキドキワクワクしたシーンは2箇所ありまして、
①オリジナルのほたると誠が出会いこれまで謎だったほたるの素性が明かされる場面
②トゥルーエンドで2人のほたるが向き合うシーン
この2つのシーンを見ている時は最高に楽しかったです!
ほたるに改めて告白した夜、病院で誠が出会うことになる少女がまさか本物の水無月ほたるで、これまで見ていたほたるは全てオリジナルが奇跡的に得た力で作り出したコピーであったこと、また、コピーのほたるは1週間で消えてしまいその後また新たにコピーが作りだされるということ。こうした事実を知った時に、これまでのほたるの謎の言動や告白を一度保留にした理由、ほたるに言霊が効かない理由などがわかって、伏線が回収されていく流れがとても気持ちのいいものでした。
なんか長々と書いてますけど、要は伏線が一気に回収されていく流れが好きってことがいいたいだけなのです。これがあるからエロゲはやめられないって所があります。
ノーマルエンドでは選択肢が「殺してやる」になっていることからバッドな流れで終わるかな?とも思っていたのですが案外そうでもなかったなと。
オリジナルとコピーを入れ替えて、コピーであったほたるを本物として生かしオリジナルであったほたるを死なせるのだけど、誠も一緒に死ぬという形で落ち着いてしまいましたね。でも残されたほたるはいつまでも泣いているわけでもなく前を向いている様子で終わっていたので、バッドエンドという感じは受けませんでした。
さて、それではトゥルーエンドの2人のほたるが向かい合うシーンへ。
ノーマルエンドではオリジナルほたると会う場面がほとんどなかったからか、トゥルーエンドのほうでは積極的に誠が話をしにいってましたね。そしてオリジナルほたるも少しずつ心を開いていったように思います。オリジナルの命が残りわずかな中、蛍が飛び交うあの場所でオリジナルとコピーが向き合い、言葉を交わしていく様子は、一言一言が重く、でもどこか優しくて、私はただ、見入っているだけでした。
ノーマルエンドではコピーを選びオリジナルを捨てるという形でしたが、トゥルーエンドは二者択一の前提を崩し元に戻す方法に落ち着きましたね。コピーを本物の水無月ほたるにしてオリジナルを偽物にする部分はノーマルと同じですが、「オリジナルの全てをコピーに移す」という部分が新たに追加されましたね。ここらへん書き出すとなんかこんがらがりそうなのでここらへんでおしまいにします。
ほたるのお話は他にも見どころがたくさんあって書きたいこともありますが、全てを書いているとただダラダラしてしまうので最も印象的だったものに絞りました。それでいざ文章に起こしてみたら、言いたいことはただ感動した!胸が熱くなった!だけで済んでしまうようなことだったりしてそれだけのためにあれこれ書きまわってるって思うと構成も何もへったくれもないじゃんとか思うわけですが。
全体のまとめみたいなのは最初のほうに書いてしまったので、最後の最後に一つだけ。
ほたるのたくさんあるCGの中でもお気に入りはこれです。思わず見惚れてしまいました。あのほたるがここまで変わるのかと驚きました。
ほたるのお話がアマツツミの中で一番楽しかったです。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
金色ラブリッチェ 感想
前回の記事から半年以上経っての更新となりました。
相変わらず提督業で忙しくエロゲにかけられる時間が少なくなってきていて、同時並行できるスキル身につけてもいいんじゃないかと思い始めるこの頃です。
さて、今回は2017年萌えゲーアワード準大賞作品「金色ラブリッチェ」の感想となります。メインヒロインが全員金髪という大胆なことをする作品であること、最後にルートが開放されるヒロインのルートが感動ものということで購入を決めました。
次にやるエロゲはこちらです。萌えゲーアワード2017準大賞作品の金色ラブリッチェです!
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月1日
SAGA PLANETSの作品はこれが初めてなのでプレイできることを楽しみにしています。 pic.twitter.com/Wow1uwIHBZ
7月2日から1ヶ月かけてじっくりプレイするつもりが、気がついたらハマってしまいわずか10日間で終わらせてしまいました。でも楽しかった。この10日間はゴールデンタイムでした><
さて、それでは感想をつらつらと。
全体 シナリオ構成に関して
まずはじめにシルヴィ、玲奈、エルの3人から1人を選び攻略後に茜が追加、その後4人全員クリア後に理亜ルートが開放、そして最後にシルヴィルートを途中からやり直してエピローグに追加分あり、ここまで終わった後でEXTRAを開くと…という複雑な構成でしたね。一見するとめんどくさそうですが、全てプレイしてみるとシルヴィのエピローグ追加などは理亜の願いが叶ったものなのだなと思えて、やってくれたなこんちくしょーめ(´;ω;`)って感じでした。
全体を通して感じたのは、あなたは今金色に輝いていますか?あなたはかっこよくかっこつけて日々を過ごしていますか?という問いかけでした。
かっこよく生きてない今の私にはちょっと眩しく心にズシンとくるものでしたが、この作品に触れて、少しでもかっこよく生きれるように努力しようかなって思いはじめました。単にヒロインを金髪で揃えただけじゃない。金色にこめた意味は深いものがあるのだろうな感じました。
次は攻略したヒロインの順番に各ルートの感想を書いていきます。
シルヴィルート
最初にシルヴィを選んだ理由は単純。ヒロインの中で一番好みだったから。
お姫様相手の恋愛なので王族との身分の差はもちろんのこと、主人公の精算されていない過去など色々と盛り沢山な内容になるだろうなということは想像していたのですが、思った以上に物語の核心に近い部分が出てきたので玲奈から始めるべきだったかなとも思ったりしました。
面白かったのはお互いに勘違いの連続で、それが変な方向に脱線せずにまとめられていたことですかね。千恵華の名字がずっと伏せられていた上に呼び方も相まってシルヴィが千恵華を央路の妹だと気づかない点、シルヴィが元はイスタ家の生まれでシスア家の養女であったことからイロエのことを央路が恋敵と思ってしまうことは演出の仕方がうまいなと。よく作りこんである!って思いました。
そしてこれらの勘違いが溶けてからは展開が早かったと思います。
また、このルートの特徴というかすごく困った(笑)のが会食でのフランス料理マナーですね。これ全部正解するとミナちゃんを含めたHシーンが追加されますが、マナーを知らない一般人にはなかなか難しかったです。
でも、このルートで色々と核心に触れつつも答えを出さなかったのが10年前にシルヴィが突然長い髪を切って去っていった謎。理亜ルートで回収される伏線ですが、そういえば10年前の理亜の顔ここで出してなかったことといい、理亜がシルヴィと央路をくっつけることにやけにこだわることも含め、多くの伏線を残していってくれたのだと思うとプレイする側としては嬉しい限りです。
シルヴィの作画と特に気に入ってる部分を最後に。
サガプラネッツ「金色ラブリッチェ」プレイ中! https://t.co/BBf5FdIFXi https://t.co/F99R41NOvR #金恋
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月5日
ホント絵になりますね。作画レベルたけぇっすよぉ pic.twitter.com/0vGRv0TduI
この着物エッチはなかなかよかったと思います。
玲奈ルート
2番目に攻略したのは玲奈でした。王族ルートがなかなか複雑だったので少しは気楽にできそーなという感覚でプレイしました。
玲奈とのいい友達でいる感覚から恋人へと発展させることの難しさというよりは距離感に重きが置かれていましたね。一方で央路の過去への踏み込みがシルヴィの時よりも深くて、これも一筋縄ではいかないなーと思いました。
絢華との3Pエッチには正直驚きました。なんでこのルートに入ってきたの?という疑問はさておき、絢華が会っていた鳴沢とかいう3世俳優から渡されたお香で突入するという仕掛けはなかなか。この作品要らない部分は削ぎ落として必要なものだけをつめこんでるなって感じました。絢華がお尻を開発していたのも驚きだけど、そのきっかけを作った央路よ、君の罪はデカイぞ…とか思ったり。
あれやこれやはこの辺にしておいて、玲奈ルートで一番好きなシーンはここ。
サガプラネッツ「金色ラブリッチェ」プレイ中! https://t.co/BBf5Fdr4yI https://t.co/F99R425pnp #金恋
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月7日
昇天するわ… pic.twitter.com/Dmj4iZ3kdv
美少女の膝枕。。。夢ですね。。。
でも、央路が自分の弱い部分を吐き出して、玲奈はそれをちゃんと受け止めて肯定してくれて、その後央路が過去に区切りをつけるために動き出し、玲奈との距離感についても答えを出していきという風になっていったのでこれはこれでいい流れになったなと。
投良との勝負は熱いものでした。なんか無駄に野球に詳しくなった気がしましたけど。
エピローグでは玲奈と結婚して幸せな家庭を築きつつ、中庸な人生を選んでいましたが、それもまた一つの答えだし間違ってないのだよねと思いました。
茜ルート
サガプラネッツ「金色ラブリッチェ」プレイ中! https://t.co/BBf5Fdr4yI https://t.co/F99R425pnp #金恋
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月6日
真面目な話、茜ちゃんを攻略したい pic.twitter.com/XQpBfsHSIp
3人目は茜ちゃんを選択しました。シルヴィ攻略時というかかなり初期の段階から、茜ちゃんを攻略したいという思いがあって、彼女のルートがあるとわかった時はすごく嬉しかったですヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
ただ、メインではないので他のヒロインよりもシナリオは短く展開は早くなってしまうだろうなという予測はすぐに立ちました。実際その通りだったと思ってます。
茜ちゃんが好きなのはたぶんあおかなの明日香と被る部分を感じていたからだと思うのですけどね。それはさておき、茜ちゃんって意外とエロエロで小悪魔的な部分あるなあと思いながら見てました。
一番気になったのは、他のヒロインではエッチシーンで中出ししたら必ず妊娠のことを気にしていたのに茜ちゃんだけそんなこと気にもとめずにガンガンやっていたことなのですよ。エッチシーンで寝落ちする頻度が増えたとはいえ、こういうところを見落とさない自分を褒めるアホではありますが、やっぱり目立つよなあって思ってます。
エルと理亜でも中出ししたら央路が気にしていますし、それに対する相手からの反応もあったりなので。
物語の流れは茜ちゃんの専属トレーナーになって、エピローグでは日本代表になった茜ちゃんが自分のためだけではなくいろんな人の思いも背負ってスタートするところで終わりますが、もうちょっと先まで作って~というのが個人的なところでした。
ちょっとだけ消化不良でした。でも、茜ちゃんルートあっただけよかったかなと。
エルルート
4人目は必然的にエルになりますね。彼女を最後にしたのは王族関係の複雑な話が出てくることがあるのと、物語の核心に触れる部分がシルヴィの時のようにでてきやしないかと思ったからですが、あまり心配することはなかったですね。
最も、恋人関係になるまでが全ヒロインの中で一番難しい位置にいたのでどう展開するのかが一番気になりましたしこのルートの肝なんじゃないかと思いました。
さーて、どーなる!?
と思ったらいきなりシルヴィが「エル、央路と結婚しなさい」って言うのだもの。
そこに隠し撮りされたエルの写真がばらまかれて、噂を消すために恋人のフリをしていたら本当に恋に落ちちゃったという流れは特に不自然なところはなく、あーそうくるのかーという感じに思いました。
でも、何よりも大切だと思ったのは、エルが自分の道を自分で選べるようになることなのだと感じました。央路の成長というよりはエルが成長する物語っていう風に感じました。そのためか、央路の過去ってあまり出てこなかったと思います。エルが全部知ってますし。
それにしても、エルってかわいいところありますよね。
まさかエスキナ達に18禁ゲー買わせてそれを日本男児のことを知るためとか言ってガンガンプレイしていくとはw ていうかエスキナさんよ、あんたも横でプレイしてるのみてるんかい!とか、ボラルコーチェはどれだけエロゲに詳しいんだよ!とかツッコミどころは何気にあったり。
そのおかげかエッチシーンではアナル攻めもあってレベルが高め。しまいにはシルヴィまで開発される始末になってちょっとしたカオスな感じもしましたw
まあそんなことはさておきですね、私にとってエルルートはラストが一番よかったと思うのです。エルガ自分の道を決めて、央路と婚約すると決めて、フェンシングも続けると決めてのラストのこのシーン。
このシーンが感無量でした。・゚・(ノ∀`)・゚・。
もうエピローグなんてなくてもいい、勝負の決着なんてどうでもいい、全てはこのシーンのためにあったエルルートだったと思いました。
GOLDEN TIME 理亜ルート
これまでずっと語られなかったことが全て明かされる集大成でもある理亜るーと。
彼女がマリア・ビショップであることはプレイヤーはとっくにしっていますが、央路は知らないままからのスタートですね。
理亜の生い立ちや身体の状態、10年前のキャンプの裏事情、シルヴィが突然長い髪を切った理由を知った時は驚きました。え?そこまで重篤な設定だったの?って一瞬耳を疑うほどに。
かなり印象に残っているのが央路が理亜を湖に呼んで改めて告白して理亜がぼろぼろと涙をこぼすシーンでした。理亜がどれだけ央路のことを好きだったのかが溢れてくる様子が強くて、こっちまで目に汗が。その後大変なことになりましたけど。
理亜が物語中で死んでしまったのは正直ショックではあったのですが、生きているのが不思議と言われた彼女が10年も生き続け、好きな人と再会し結ばれて、カッコつけて最後まで楽しくやっていた様子を思い出して、なんかもう泣きましたね。
ボイス登録も半分は理亜のものってくらい理亜のセリフって心に残るものが多くて、
””カッコつけねー人生なんてゴミだ”
このセリフが一番理亜らしいな、なんて思ったりして。
結局のところ、どう生きても歪みはできて正解なんてなくて難しくて、ならせめて、自分にカッコつけて生きろよって。
理亜ルート終了後のシルヴィルートエピローグ追加とEXTRAモードの追加分は、理亜がシルヴィに言い残した言葉を央路とシルヴィが実現させたもので締めとしてはすばらしかったと思います。
理亜とのシーンで一番好きなはやっぱりこれですね。
おわりに
毎度のことながら、感想を書くと長くなりがちでエロゲは5,000文字近く書いてしまう私ですが、ここまで読んでくださった方本当にありがとうございました。
この作品をプレイできてよかったと思っています。持病を盾にしてる自分に一つ前に進んでみないかと問いかけたくなりました。カッコつけて生きていきたいですね。
それでは、また。
《2019年8月14日更新》
金色ラブリッチェのFDとなる、金色ラブリッチェ -Golden Time- へのリンクを貼っておきます。
アオイトリ 感想
今回はPurple Sostwareさんの「アオイトリ」の感想です。
前作となるアマツツミをプレイしていなかったのですが、未プレイでも問題ないとのことだったことと、発売前からサイトを見ていて気になっていたので購入しました。
さてさて、それではいつもの通りネタバレありで書きますので未プレイの方はブラウザバックすいしょーなのです。
個人的な感覚
全体・・・・・・・・・・90点
シナリオ・・・・・・・・80点
エッチシーン・・・・・・90点
メアリー・ハーカー・・・100点
<ルート別感想>
《始まりの3日間~共通ルート》
始まりの3日間で涙が出そうになるほどの感動をうけました。
いや、ホント、ここだけで熱い、、、、、逆に最初でこれだけ熱くしたらその後のハードル上げただけじゃないかとも思ってしまったほどです。まあ実際そうなってしまって、あかりルートに入るまで少し感動が薄くなってしまった部分はあったと感じています。共通ルートは普通に楽しくプレイできました。電話の悪魔がかわいらしい。
《メアリー・ハーカールート》
始まりの3日間でメアリーの内容はほぼ消化したも同然じゃないかと思いつつも、何を見せてくれるのやらと胸を膨らませてプレイしましたが、内容がいまひとつでした。メアリーを吸血鬼から普通の女の子に戻すことになんの疑問も抱かないのですが、それだけがクライマックスになるのがなあと。メアリーのことすっごく気に入っていたので、もっとすごい演出なりシナリオがドドーンと入ってきて欲しかったなあというのが正直な思いでした。
《黒崎小夜ルート》
終わり方こそハッピーエンドではなかったものの、嫌じゃない終わり方でした。むしろ好きですね。小夜に関してはキャラ的に得意ではないので感想が少なくなってしまいました。
《赤錆理沙・美果子ルート》
悪魔の力を使って時空を超え、主人公の力で理沙の病気を治すというまさかまさかの展開にアングリと口を開けたルートでした。あのね、そりゃね、いつかはね、理沙との初体験のシーンを回収するとは思っていたけどそんな方法で無理矢理回収しにくるの!?って感じましたねー。
赤錆姉妹では美果子のほうが好みでこういう女の子とお付き合いしてみたいと思いました。天才好きなので。
理沙が悪魔と契約した時点で美果子も契約する流れは読めますね。にしても恋心を植え付けるって、、、悪魔ってなんでもできるんだなーすごいなーかっこいいなーとか考えながらボーっと見ている時もあったりなかったり。
《あかりルート》
この作品の核になるルートなだけあって綺麗にまとまっていたと感じました。
感想をついったに投稿していたのでそちらから引用します。
アオイトリ完走しました!
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2017年12月23日
プレイを終えて、心が温かくなりました。自分が生きている意味、価値、理由、それらについて悩む事は多いけど、きっといつか見つかるし、実はすぐにでも見つけられそうなんだなって思い直す作品になったと思いました。 #アオイトリ
律のあの愛の深さと優しさはすごいと思った。世界も悪魔も葬ろうとする少女ですら赦し、君が望むところまでついていくというのはなかなかできないことだと思う。自分にもそんな人との出会いがあったらどれだけ違うのだろうか。 #アオイトリ
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2017年12月23日
他の人のブログで知りましたけど、ラストの悪魔の聞き取れない言葉は逆再生することで正しく聞き取れるのですね。いやーこれにはびっくりです(ー_ー)!!
<総評>
作品内で伝えたいことは始まりの3日間とあかりルートに凝縮されているように感じました。最初と最後でしっかり盛り上げてくれるのは嬉しい限りです。
持病(双極性障害)を抱える自分には、鬱々とした気分を癒やして冷えた心を温めてくれる作品に感じられプレイしてよかったなと思っています。
エッチシーンもたっぷり豊富で濃厚でたまらないのですが、もう少し量減らしてもいいんじゃないかなーなんても思ったり。
けどね、、、、なんやかんや言っても
てゆーか、、、、、、、、、、
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2017年12月23日
メアリーちゃんめっちゃかわいいいいいんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!どないなってんですか!!! #アオイトリ
これに行き着くんじゃないかなーって思うのですよ。
「なにがなんやらなんじゃらほい?」ってセリフを何度も脳内再生してます( ´∀`)bグッ!
それでは今回はこの辺で。最後までお読み下さりありがとうございました。
孕ら☆みん!! ~催眠中出し子作り宣言~ 感想
さーて、今回は普段あまりやらない抜きゲーの感想です。
もとが2008年に出たものですがクオリティは悪くないと思ったので購入してみました。まあ、ボテ腹エッチに興味がないわけでもなかったので…この作品よりも『孕らカノ』のほうが有名そうですね。
作品の概要をまとめておくと、
・主人公がある日突然催眠術に目覚める
・催眠術をヒロイン達にかけてHなことをして孕ませる
・サブヒロインも孕ませることも可能
・ヒロインの中には実姉、実妹、実母も含まれる
という感じですね。普通催眠術ものって聞くと、鬼畜なことをするイメージがありますがこの作品ではそこまで鬼畜なことはしてませんでした。いや、エッなことする時点で十分鬼畜か…
さて感想ですが、ヒロインがみんな可愛くエッチシーンも綺麗で豊富だったためそれなりに楽しめる内容でした。
にしても、姉や妹を孕ませることには抵抗のない主人公でもさすがに実の母親を孕ませることには抵抗を感じていたのですね…
自分の中ではこうした近親相姦ものは始めてだったのですが、思った以上に軽くすんなりとエッチしていたのでハードルが下がってしまいました。
それと、もっと催眠術でゴリ押しするのかと思っていたらそんなことはなく、普通に恋愛したり学生の身での妊娠に親が反対したり、学園祭や試験勉強、海水浴などが盛り込まれていました。
最終的には互いに愛し合って生まれてくる子どものことを思いながらのハッピーエンドになるのもよかったかな。サブヒロイン√はちょっと違う感覚でしたけど。
CG100%回収はさほど難しいわけでもなかったです。おまけモードは◯◯◯でしたね。中身は想像つきやすいのであえて伏せますが。
ボテ腹エッチ好きな人にはたまらない作品になると思います。
あ、個人的にはとうあちゃんが好みです!