にこつきの美少女ゲー日記

美少女ゲームの感想やグッズ、情報について綴るブログ

アマツツミ 感想

前回の金色ラブリッチェから日が浅いですが、今回はアマツツミの感想を書いておこうと思います。はじめにどーでもいい話をしますので、さっさと本題にいきたい方はアマツツミの画像が出てくるところまで読み飛ばしてください。

 

で、なんでこんな時期に書くのかですが、、、

 

アマツツミのプレイそのものは昨年12月末頃に始めていました。しかし、年が明けてからは艦これの冬イベの準備に追われ、3月までイベントをやり、4月からは次のイベントの準備をやり、5月からはまさかの大規模クラスのミニイベントで6月中旬までつきっきりになり、その後ようやくアマツツミを再開する時を得たわけです。

で、7月1日にアマツツミが終わったのですが、次にプレイする金色ラブリッチェで問題が発生しまして、その対応とちゃんとゲームが起動できるかを確かめようとしたらハマりこんでアマツツミの感想そっちのけでプレイしちゃったーという流れです。

なので、プレイを終えてから約半月後の感想で忘れてる部分も多く読みづらい部分もあるかとは思いますが、どうかお許しを…

「アマツツミ」の画像検索結果

さて、ここから本題に入ります。Purple Softwareさんの作品はアオイトリに引き続き2作目となります。巷では”シコイトリ"に”シコツツミ”なんて呼ばれているようですが、一体誰が考えたのでしょうね。Hシーンの作画がすごく力が入っていてシコるのにもってこいなのじゃ~という気持ちはわからんでもないのですが(-_-;)

シナリオ構成、全体に関して

ほたるがメインの基本一本道な構造で、一話終わると該当しているヒロインへの派生ルートが選択できるという単純な構成なのでわかりやすいなと思いました。

その反面、攻略順が予め定められているので自由にできないのはどーなのかなとも思いつつも、開発コラムを読んでいくうちにシナリオへの強い拘りと緻密さを感じたので、それならばその流れに乗ってやってやるぜ!的な感じでプレイしていました。

全体としては、出来はすばらしいし各ヒロインの物語も綺麗につくられていたと感じています。派生ルートは基本的にヒロインとイチャイチャするだけでしたが、本筋ルートで必要な事はすべて描かれていましたので、選んだヒロインを愛することを選んだらこうなるよーという感じで見ていました。おまけ的な感じですかね。

また、メインのルートで適宜挟まれるヒロインとのエッチシーンがどう影響するのかに目が行ってました。ほたるが突然教室で抱いてくれと言ってHシーン入ったり、愛ルートなのにこころとのHシーンが入ってきたり等、たいていのエロゲってキャラのルートに入らないとHシーン行かないのに突然はいってくるのでびっくりはしますね。

アオイトリではいきなりエッチシーンからスタートしていたことを思い出せば何を今更驚くことかとも思ったのですが。

最大の見せ場であるほたるは伏線回収含めクライマックスまでドキドキワクワクが止まりませんでした。時間は空いたけど、最後までプレイしてよかったと思えました。

 

次より各ヒロインごとの感想に入りますが、感想を書くにあたって各ヒロインのお話のクライマックスの部分をプレイし直してきました。正直そうでもしないとかけませんでした。でも、何を感じたのかを整理する良い機会になったかなと感じています。

第一話 こころ

言霊で築き上げた兄妹関係での恋愛に悩む一方で、あずきさんが死の淵に追いやられていくという展開なわけですが、私には誠がこころの好意を受け止めつつもそれ以上にあずきさんを救うことに必死だったなあと感じました。

里を出て助けてくれたこころの大切な家族を、自分にとっても大切だと思える人を救いたい一心で行動してる様子が目に焼き付いているからだと思うのですけどね。

一方、言霊が命を消費して使っているものだとか、言葉を魂に乗せて相手の魂に届ける(であってますかね?)ということもわかりましたね。

誠の言霊の才能がほとんどなかったこともわかるわけですが、普通の人間からすればチート級の能力と変わらないものだと思います。

さて、肝心のこころですが、おっぱい大きい元気ハツラツな女の子かわいいムギューってしたいと思わせてくれる女の子でした。

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クラスの男子からもかなりモテていることが分かりますが、本人の料理が壊滅的な点はどこまで知られてるのかなあとふと気になったりしました。

第二話 響子

 響子が鈴夏のことに区切りをつけ、自分の人生を生きていくことを決意する物語という印象でした。

以前から響子のことを避けている様子の光一との関係もここではっきりするわけですが、物語を読んでいると自然と光一と鈴夏が家族であることは把握できたのであまり驚くことがなくて、私の中では響子をどういう展開で鈴夏との過去に決着をつけるかという所に注目していました。

結局、響子を説得する役回りは鈴夏が行い、誠はその手助けをする感じに見えました。

簡単に書くとこれだけで終わってしまうのですが、鈴夏との別れのシーンをもう一度見直すと涙が出てきて…(/_;)

なんでだろうなって思うのですけど、その正体は思うようにつかめなくて。

言いたいことは単純なことだと思うのです。生きている以上は胸張って生きてってことでいいのかな。別れはいつかくるから、何かを選ばなきゃならない時は来るから、ちゃんと前を向いてねって。かけばかくほどドツボに嵌りそうな気もするのでここらへんにしますが、心の温まる良いお話におさまったと思います。

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響子は巫女服姿が一番良いですね。綺麗だし、エロくもあるしで。

第三話 愛

ほたるを除く3人のヒロインの中では最も重い内容であったと思うのが愛のお話でした。ここに来るまで誠の許嫁であり常に強気な彼女だったのですが、実は里に流行り病を持ち込むきっかけを作り誠は両親を失い、さらには双子の姉である希を死なせてしまったばかりか、他にも多くの人たちに迷惑をかけたという事実が発覚した時は驚きました。

そうした過去に苛まれながらも、誠のことを想い尽くしている彼女の健気さには頭が上がらないなあと。

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全てはこのシーンを愛が偶然見てしまったことから始まっていたと言ってもよいのでしょうか。地味に誠が希の胸を触ってるのがすっごく気になるのですが、触れないでおくべきでしょうね。

当時の愛にも誠にもこのシーンがどういうものかよくわかってなかったけれども、早熟な希だけは理解していて、希からの精一杯の告白だったのだと、希はものすごく恥ずかしがっていたのだと、そんな青春の1ページで終わるはずだったのでしょう。

この物語は最初は愛の過去にちょいちょい触れつつ、誠がこころを再び抱いたことから急展開を迎えていくのが大きな特徴だと思います。雑に言えば嫉妬ともとれるのかな?

周りの人間に誠のことを認識できないように言霊をかけるくらいですし。誠は私だけを見ていればいいってするんだから、やっぱ嫉妬かな。独占というか。

愛の雪の呪いが暴走してそれを解く時に誠が言霊で生み出した希の幻で愛に伝えたことは、響子の時と同じことなんじゃないかなって感じました。

あなたは生きているのだから、前を向いていって

そんな感じがするのです。

響子のお話と愛のお話はどこか似ている部分がある。2人とも過去に負い目をもっているけど、でもそれに捕らわれないで、誰かの代わりじゃない自分の人生を生きてと。

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派生ルートは愛のお話が一番面白かったと思っています。

希の代わりではなく恋塚愛が誠の婚約者として、筋を通すために人間世界での言霊を解き里に戻って説得をして戻ってきてと、愛が自身の人生を歩み出す姿を見ることができたなあと感じています。個人的には一番幸せになってほしいヒロインでした。

最終話 ほたる

これまでの伏線を全て回収しエンディングへと向かうお話。それと同時に、誠に怒りの感情が芽生えより人間らしくなっていくルートでもあると感じました。

ほたるのお話で胸が熱くドキドキワクワクしたシーンは2箇所ありまして、

①オリジナルのほたると誠が出会いこれまで謎だったほたるの素性が明かされる場面

②トゥルーエンドで2人のほたるが向き合うシーン

この2つのシーンを見ている時は最高に楽しかったです!

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ほたるに改めて告白した夜、病院で誠が出会うことになる少女がまさか本物の水無月ほたるで、これまで見ていたほたるは全てオリジナルが奇跡的に得た力で作り出したコピーであったこと、また、コピーのほたるは1週間で消えてしまいその後また新たにコピーが作りだされるということ。こうした事実を知った時に、これまでのほたるの謎の言動や告白を一度保留にした理由、ほたるに言霊が効かない理由などがわかって、伏線が回収されていく流れがとても気持ちのいいものでした。

なんか長々と書いてますけど、要は伏線が一気に回収されていく流れが好きってことがいいたいだけなのです。これがあるからエロゲはやめられないって所があります。

ノーマルエンドでは選択肢が「殺してやる」になっていることからバッドな流れで終わるかな?とも思っていたのですが案外そうでもなかったなと。

オリジナルとコピーを入れ替えて、コピーであったほたるを本物として生かしオリジナルであったほたるを死なせるのだけど、誠も一緒に死ぬという形で落ち着いてしまいましたね。でも残されたほたるはいつまでも泣いているわけでもなく前を向いている様子で終わっていたので、バッドエンドという感じは受けませんでした。

さて、それではトゥルーエンドの2人のほたるが向かい合うシーンへ。

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ノーマルエンドではオリジナルほたると会う場面がほとんどなかったからか、トゥルーエンドのほうでは積極的に誠が話をしにいってましたね。そしてオリジナルほたるも少しずつ心を開いていったように思います。オリジナルの命が残りわずかな中、蛍が飛び交うあの場所でオリジナルとコピーが向き合い、言葉を交わしていく様子は、一言一言が重く、でもどこか優しくて、私はただ、見入っているだけでした。

 

ノーマルエンドではコピーを選びオリジナルを捨てるという形でしたが、トゥルーエンドは二者択一の前提を崩し元に戻す方法に落ち着きましたね。コピーを本物の水無月ほたるにしてオリジナルを偽物にする部分はノーマルと同じですが、「オリジナルの全てをコピーに移す」という部分が新たに追加されましたね。ここらへん書き出すとなんかこんがらがりそうなのでここらへんでおしまいにします。

 

ほたるのお話は他にも見どころがたくさんあって書きたいこともありますが、全てを書いているとただダラダラしてしまうので最も印象的だったものに絞りました。それでいざ文章に起こしてみたら、言いたいことはただ感動した!胸が熱くなった!だけで済んでしまうようなことだったりしてそれだけのためにあれこれ書きまわってるって思うと構成も何もへったくれもないじゃんとか思うわけですが。

全体のまとめみたいなのは最初のほうに書いてしまったので、最後の最後に一つだけ。

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ほたるのたくさんあるCGの中でもお気に入りはこれです。思わず見惚れてしまいました。あのほたるがここまで変わるのかと驚きました。

ほたるのお話がアマツツミの中で一番楽しかったです。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。