「君の膵臓をたべたい」 感想
前回の記事を読んでくださった皆様ありがとうございました。今回もおつきあいくださいませ。
さて、タイトルを見てはっ?っとなった方がおられると思います。
今回は「千恋万花 ムラサメルートの感想」じゃないの?って状態じゃないかと。
そうです。そうなるはずだったんですが、艦これの秋イベを始め、たまたまコンビニで手に取った今回感想を書く本のために遅れに遅れた挙句こんなことになってしまったわけです。
美少女ゲーをやっている方々の中で、この本を読んだ方はいらっしゃいますか?
少ないんじゃないかと思うのですが、めんどくさがりな提督がわざわざブログに書くのだからさぞかし面白いんだろうなと思ってください。
簡単なあらすじと、自分の感想をつらつらと書いていきます。
あらすじ
他人との付き合いを拒み続ける主人公と、膵臓の病に侵され余命1年と宣言された他人との関わりを積極的に求める少女の物語です。
一言で言うとこんな感じです。
正反対の2人を描くものって多いですよね。俗に言う、性格が正反対なほうが夫婦はうまくいくとか、男も女も自分にないものを相手に求めるのよとかいうものかなーとも思ったんですが、そういう雰囲気ではないです。
なので、恋愛小説かっていうとそうでもなくて、今自分が置かれている状況って全て自分が選択してきた結果でしかないよ?
という感じでしょうか。気になった方はさっそくAmazonでポチるなり書店へ行ってください。そして読み終わった後にまた来てください。
以下感想とネタバレ含みます。
タイトルに全てが詰まっている。
タイトルを見てもなんだこれ?としか思わなかったんですが、実際に読んでみてビビりました。うわ、すげー!この一言に詰められた思いに震える!!
久しぶりに心を揺さぶってくれる物語に出会えました!!
たまらん。
今の自分は過去の自分の選択でできている。
読みながら心にぶっささったところです。
主人公と少女咲良はお互いに自分でこうしたいと選択したからこそ出会った。
運命だとか必然だとか、なんだろう、そういうものじゃあないんだ。自分が心の奥底で求めている物を選択しているだけなんだなと。気づかない振りして選ぶことが多いから質が悪いと思うんだけど。
じゃあね、自分が求めているものに気がついたとして、その道の選択だけしていけば人生ハッピーエンドになるかというとそうでもない。
咲良との別れは来るのはわかっていたけどとてもあっけなかった。
そんなことを考えると、ひどいとも思うのだけどたぶん違う。
人生は何が起きるか分からない。
自分のことを理解したようで実は理解なんてこれっぽっちもできてない。
そんなことはザラなわけで、日々生きていることが不思議ですごいことに思えてきます。
友達以上恋人未満ってこんな関係をいうのかな?
主人公と咲良を見ていてずっと感じていました。たぶん不正解です。
咲良が病気でなく主人公と出会っていたのならいずれは恋人になっていったんだろうなと想像するのは容易いことですが、そう考えるのも違うよなと。
互いに自分に必要と思う人に出会えた。
それだけなんじゃないかなって。
自分で選んで、君に出会ったの。
もう無理。ここで涙腺が決壊しそうになります。
自分が今付き合ってる人ってどんな人ですか?
あなたが隣にいて欲しい人ってどんな人ですか?
あなたが選ぶ人は誰ですか?
あなたの人生は何を選んできた結果ですか?
全て、あなたが選んで出会っているんです。それだけなんです。
次回予告
はい。艦これ秋イベントも落ち着いてきたので(残すは掘り)、千恋万花ムラサメルートを再開していこうと思います。
今回は風邪引いてしんどいからパソコンつつかずに読もうという気持ちで買ったら一気によんじゃった本の感想になってしまいました。でもね、面白かったですよ。
今後も気になった本の感想があったら書いていくかもです。
それでは、最後までお読み下さりありがとうございました。