できないわたしがくり返す 感想
しばらく更新していなかったブログを復活させます。
今回プレイした作品は、「できないわたしがくり返す」(あかべぇそふと3)です。以下感想を投下するので未プレイの方は戻るボタンをポチッとしてくださいね。
購入のきっかけ
友人の紹介を受け体験版をDLしてプレイしてみて面白そうに感じました。「確定した未来は変わらない」という漣さんの話に「必ず未来を変えて見せます!」と意気込む主人公大崎陸が印象的で、主人公が最後に出す結論は何か?未来を変えることができるのか?という点が気になりました。
体験版をプレイした時点では、漣さんの言う「確定した未来は変わらない」というのはその通りであり、陸は未来を変えることはできないだろうと思っていました。未来を変えられてしまったら話がまとまらないんじゃないかなあって。
ひと通りプレイしてみて
仕事しながらだったのでプレイ終了まで1ヶ月もかかりましたが、詩乃√で泣きました( ;∀;) 他の方々がブログに書かれているように、詩乃√以外の3人がおまけに見えてくるんですね…もちろん、全く面白くなかったということはないですよ。でも、インパクトがねぇ…すごいって
結局未来を変えることはできなくて、じゃあどうするの?ってなったら、後ろを振り返らず、後悔のないように生きていくことを陸が選択したのは良かったと思う。詩乃のお墓に時計を置いて去るシーンが印象的で、今後の陸は過去を引きずることなく歩んでいくんだなっていうのが感じられた。てか最後の最後に陸の顔が見られるとは…!
次はヒロイン別の感想↓
未喜√
一番最初はこの子。ぱっと見の外見でかわいいなーと思って最初に攻略。未喜√に入ってしょっぱなに思ったことは詩乃の存在感がなさすぎるということでした。いや、マジではぁっ!?ってなりました。
兄である篤史の重度のシスコンっぷりを解消するには未喜が篤史を説得するしかないことはすぐに分かっていたので、これはけっこうな修羅場がくるかな*1って思っていたのですが、思いのほかあっさり終わってしまってびびりました。もうちょっと重みがあっても良かったかなあと。
藍里√
次の攻略は藍里。未喜√が詩乃の存在感なさすぎたので、少しは存在感が出るだろうと思っていたのですがたいしてなかったです。しかし、藍里独特のペースに巻き込まれる陸ややもっさんが面白い一方で、バドミントンのことになると突如変わる表情(キリッとしていたり声のはりが全く違っていたり)や練習一つ一つに目的を見出して計画的に遂行していく一面、陸に上目づかいで甘えるときの可愛らしさにうわああああってなりました(´∀`)
藍里√を見てからというもの、ポケモン考察の際になぜこの考察が必要なのかと目的意識をはっきり持つようになったので、今後色々なところに影響が出そうです(笑)
ゆめ√
OPで一瞬見えた刃物を振り下ろそうとした少女のCGが見えてからというもの、ゆめ√にはなんかやばそうなものを感じていました。そのおかげもあって、百合路線の美羽がとんでもない行動を起こすだろうこともすぐに想像がついたのですが、まさかゆめまで手をかけるとは思っておらずただひたすらに驚きました。最後にゆめが出した結論にも驚いた。まさかの3P…てかこれ、鬱ゲーとか他のゲームでやればいいんじゃないの?重すぎない?
ゆめは可愛いし良い子だったなあ。オタクな彼女ができるとコスプレしてご奉仕してくれるのかなそんな未来っていいな。
詩乃√
詩乃√だけで販売されたとしてもぜんっぜん問題ないと思ったぐらいに素晴らしかった。最後は泣きっぱなしでやばかった(´;ω;`)
詩乃√に入った当初は、あまりにも物語がサクサク進んでいる印象があり、漣さんとのことが何一つ解決指定ない点や(どんな手を使っても私に会いにきちゃいけないって伏線じゃん)、漣さんとの記憶の中に出てきた少女(奈月)の伏線が解決していない点もあることから、何をきっかけにして5年の時を遡って連さんに会いに行くのかということを考えながらプレイしていました。
そんな中飛び込んできた詩乃からの突然の指摘。「陸さんが見ているのは私ではなく漣さん」という部分や、虚ろな詩乃の目を見てあーこれで連さんに会いに時間を戻すんだーと。と同時に、自分の過去を振り返るきっかけになったり…
5年を遡ると決めて時間遡行を陸が決めた時にキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!と一人大興奮しながらプレイしていました。ここからが本番だーうおおおおっ!って。
連さん、奈月とあって5年ぶりに詩乃と再開してからは心温まるものばかりでした。残された日々を懸命に生きようとする詩乃の姿に、詩乃のために手を尽くす陸の姿に涙。
時計について
この作品のキーになっている時計ですが、これってなんだったのかなーって考えてみたくなったり。何の対価もなく今の記憶を持って過去に戻れるけれども、確定した未来は変わらない。それじゃあ、時計を使って過去に戻っても意味ないんじゃないか?って時計の説明を聞いて最初に思いました。パッケージとOPに出てくる”後悔している、すべての人へ”っていう言葉も気になっていました。
過去に戻れる時計を持っていたとしても、未来を変えることができない私(自分)が何度もくり返すっていうのはある意味地獄なんじゃないかと。一見すると無限の時間を与えてくれる便利なように見えて、実はとても怖ろしいものなんじゃないかなあって考えてしまいました。
しかし、それは過去に囚われていてはいつまで経っても前を向いていくことはできないよということを教えてくれているようにも感じました。
最後に
できない私がくり返す。は素晴らしい作品でした!自分が一番気に入ったキャラクターは漣さんでした。こんなおねーさんは大好きですw 漣さんが陸と別れた後どーなったのか気になるところですが。陸とのかけあい面白かった!
*1:o(´∀`)o