金色ラブリッチェ 感想
前回の記事から半年以上経っての更新となりました。
相変わらず提督業で忙しくエロゲにかけられる時間が少なくなってきていて、同時並行できるスキル身につけてもいいんじゃないかと思い始めるこの頃です。
さて、今回は2017年萌えゲーアワード準大賞作品「金色ラブリッチェ」の感想となります。メインヒロインが全員金髪という大胆なことをする作品であること、最後にルートが開放されるヒロインのルートが感動ものということで購入を決めました。
次にやるエロゲはこちらです。萌えゲーアワード2017準大賞作品の金色ラブリッチェです!
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月1日
SAGA PLANETSの作品はこれが初めてなのでプレイできることを楽しみにしています。 pic.twitter.com/Wow1uwIHBZ
7月2日から1ヶ月かけてじっくりプレイするつもりが、気がついたらハマってしまいわずか10日間で終わらせてしまいました。でも楽しかった。この10日間はゴールデンタイムでした><
さて、それでは感想をつらつらと。
全体 シナリオ構成に関して
まずはじめにシルヴィ、玲奈、エルの3人から1人を選び攻略後に茜が追加、その後4人全員クリア後に理亜ルートが開放、そして最後にシルヴィルートを途中からやり直してエピローグに追加分あり、ここまで終わった後でEXTRAを開くと…という複雑な構成でしたね。一見するとめんどくさそうですが、全てプレイしてみるとシルヴィのエピローグ追加などは理亜の願いが叶ったものなのだなと思えて、やってくれたなこんちくしょーめ(´;ω;`)って感じでした。
全体を通して感じたのは、あなたは今金色に輝いていますか?あなたはかっこよくかっこつけて日々を過ごしていますか?という問いかけでした。
かっこよく生きてない今の私にはちょっと眩しく心にズシンとくるものでしたが、この作品に触れて、少しでもかっこよく生きれるように努力しようかなって思いはじめました。単にヒロインを金髪で揃えただけじゃない。金色にこめた意味は深いものがあるのだろうな感じました。
次は攻略したヒロインの順番に各ルートの感想を書いていきます。
シルヴィルート
最初にシルヴィを選んだ理由は単純。ヒロインの中で一番好みだったから。
お姫様相手の恋愛なので王族との身分の差はもちろんのこと、主人公の精算されていない過去など色々と盛り沢山な内容になるだろうなということは想像していたのですが、思った以上に物語の核心に近い部分が出てきたので玲奈から始めるべきだったかなとも思ったりしました。
面白かったのはお互いに勘違いの連続で、それが変な方向に脱線せずにまとめられていたことですかね。千恵華の名字がずっと伏せられていた上に呼び方も相まってシルヴィが千恵華を央路の妹だと気づかない点、シルヴィが元はイスタ家の生まれでシスア家の養女であったことからイロエのことを央路が恋敵と思ってしまうことは演出の仕方がうまいなと。よく作りこんである!って思いました。
そしてこれらの勘違いが溶けてからは展開が早かったと思います。
また、このルートの特徴というかすごく困った(笑)のが会食でのフランス料理マナーですね。これ全部正解するとミナちゃんを含めたHシーンが追加されますが、マナーを知らない一般人にはなかなか難しかったです。
でも、このルートで色々と核心に触れつつも答えを出さなかったのが10年前にシルヴィが突然長い髪を切って去っていった謎。理亜ルートで回収される伏線ですが、そういえば10年前の理亜の顔ここで出してなかったことといい、理亜がシルヴィと央路をくっつけることにやけにこだわることも含め、多くの伏線を残していってくれたのだと思うとプレイする側としては嬉しい限りです。
シルヴィの作画と特に気に入ってる部分を最後に。
サガプラネッツ「金色ラブリッチェ」プレイ中! https://t.co/BBf5FdIFXi https://t.co/F99R41NOvR #金恋
— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月5日
ホント絵になりますね。作画レベルたけぇっすよぉ pic.twitter.com/0vGRv0TduI
この着物エッチはなかなかよかったと思います。
玲奈ルート
2番目に攻略したのは玲奈でした。王族ルートがなかなか複雑だったので少しは気楽にできそーなという感覚でプレイしました。
玲奈とのいい友達でいる感覚から恋人へと発展させることの難しさというよりは距離感に重きが置かれていましたね。一方で央路の過去への踏み込みがシルヴィの時よりも深くて、これも一筋縄ではいかないなーと思いました。
絢華との3Pエッチには正直驚きました。なんでこのルートに入ってきたの?という疑問はさておき、絢華が会っていた鳴沢とかいう3世俳優から渡されたお香で突入するという仕掛けはなかなか。この作品要らない部分は削ぎ落として必要なものだけをつめこんでるなって感じました。絢華がお尻を開発していたのも驚きだけど、そのきっかけを作った央路よ、君の罪はデカイぞ…とか思ったり。
あれやこれやはこの辺にしておいて、玲奈ルートで一番好きなシーンはここ。
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— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月7日
昇天するわ… pic.twitter.com/Dmj4iZ3kdv
美少女の膝枕。。。夢ですね。。。
でも、央路が自分の弱い部分を吐き出して、玲奈はそれをちゃんと受け止めて肯定してくれて、その後央路が過去に区切りをつけるために動き出し、玲奈との距離感についても答えを出していきという風になっていったのでこれはこれでいい流れになったなと。
投良との勝負は熱いものでした。なんか無駄に野球に詳しくなった気がしましたけど。
エピローグでは玲奈と結婚して幸せな家庭を築きつつ、中庸な人生を選んでいましたが、それもまた一つの答えだし間違ってないのだよねと思いました。
茜ルート
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— にこつき@倉科明日香FC (@niko2523) 2018年7月6日
真面目な話、茜ちゃんを攻略したい pic.twitter.com/XQpBfsHSIp
3人目は茜ちゃんを選択しました。シルヴィ攻略時というかかなり初期の段階から、茜ちゃんを攻略したいという思いがあって、彼女のルートがあるとわかった時はすごく嬉しかったですヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
ただ、メインではないので他のヒロインよりもシナリオは短く展開は早くなってしまうだろうなという予測はすぐに立ちました。実際その通りだったと思ってます。
茜ちゃんが好きなのはたぶんあおかなの明日香と被る部分を感じていたからだと思うのですけどね。それはさておき、茜ちゃんって意外とエロエロで小悪魔的な部分あるなあと思いながら見てました。
一番気になったのは、他のヒロインではエッチシーンで中出ししたら必ず妊娠のことを気にしていたのに茜ちゃんだけそんなこと気にもとめずにガンガンやっていたことなのですよ。エッチシーンで寝落ちする頻度が増えたとはいえ、こういうところを見落とさない自分を褒めるアホではありますが、やっぱり目立つよなあって思ってます。
エルと理亜でも中出ししたら央路が気にしていますし、それに対する相手からの反応もあったりなので。
物語の流れは茜ちゃんの専属トレーナーになって、エピローグでは日本代表になった茜ちゃんが自分のためだけではなくいろんな人の思いも背負ってスタートするところで終わりますが、もうちょっと先まで作って~というのが個人的なところでした。
ちょっとだけ消化不良でした。でも、茜ちゃんルートあっただけよかったかなと。
エルルート
4人目は必然的にエルになりますね。彼女を最後にしたのは王族関係の複雑な話が出てくることがあるのと、物語の核心に触れる部分がシルヴィの時のようにでてきやしないかと思ったからですが、あまり心配することはなかったですね。
最も、恋人関係になるまでが全ヒロインの中で一番難しい位置にいたのでどう展開するのかが一番気になりましたしこのルートの肝なんじゃないかと思いました。
さーて、どーなる!?
と思ったらいきなりシルヴィが「エル、央路と結婚しなさい」って言うのだもの。
そこに隠し撮りされたエルの写真がばらまかれて、噂を消すために恋人のフリをしていたら本当に恋に落ちちゃったという流れは特に不自然なところはなく、あーそうくるのかーという感じに思いました。
でも、何よりも大切だと思ったのは、エルが自分の道を自分で選べるようになることなのだと感じました。央路の成長というよりはエルが成長する物語っていう風に感じました。そのためか、央路の過去ってあまり出てこなかったと思います。エルが全部知ってますし。
それにしても、エルってかわいいところありますよね。
まさかエスキナ達に18禁ゲー買わせてそれを日本男児のことを知るためとか言ってガンガンプレイしていくとはw ていうかエスキナさんよ、あんたも横でプレイしてるのみてるんかい!とか、ボラルコーチェはどれだけエロゲに詳しいんだよ!とかツッコミどころは何気にあったり。
そのおかげかエッチシーンではアナル攻めもあってレベルが高め。しまいにはシルヴィまで開発される始末になってちょっとしたカオスな感じもしましたw
まあそんなことはさておきですね、私にとってエルルートはラストが一番よかったと思うのです。エルガ自分の道を決めて、央路と婚約すると決めて、フェンシングも続けると決めてのラストのこのシーン。
このシーンが感無量でした。・゚・(ノ∀`)・゚・。
もうエピローグなんてなくてもいい、勝負の決着なんてどうでもいい、全てはこのシーンのためにあったエルルートだったと思いました。
GOLDEN TIME 理亜ルート
これまでずっと語られなかったことが全て明かされる集大成でもある理亜るーと。
彼女がマリア・ビショップであることはプレイヤーはとっくにしっていますが、央路は知らないままからのスタートですね。
理亜の生い立ちや身体の状態、10年前のキャンプの裏事情、シルヴィが突然長い髪を切った理由を知った時は驚きました。え?そこまで重篤な設定だったの?って一瞬耳を疑うほどに。
かなり印象に残っているのが央路が理亜を湖に呼んで改めて告白して理亜がぼろぼろと涙をこぼすシーンでした。理亜がどれだけ央路のことを好きだったのかが溢れてくる様子が強くて、こっちまで目に汗が。その後大変なことになりましたけど。
理亜が物語中で死んでしまったのは正直ショックではあったのですが、生きているのが不思議と言われた彼女が10年も生き続け、好きな人と再会し結ばれて、カッコつけて最後まで楽しくやっていた様子を思い出して、なんかもう泣きましたね。
ボイス登録も半分は理亜のものってくらい理亜のセリフって心に残るものが多くて、
””カッコつけねー人生なんてゴミだ”
このセリフが一番理亜らしいな、なんて思ったりして。
結局のところ、どう生きても歪みはできて正解なんてなくて難しくて、ならせめて、自分にカッコつけて生きろよって。
理亜ルート終了後のシルヴィルートエピローグ追加とEXTRAモードの追加分は、理亜がシルヴィに言い残した言葉を央路とシルヴィが実現させたもので締めとしてはすばらしかったと思います。
理亜とのシーンで一番好きなはやっぱりこれですね。
おわりに
毎度のことながら、感想を書くと長くなりがちでエロゲは5,000文字近く書いてしまう私ですが、ここまで読んでくださった方本当にありがとうございました。
この作品をプレイできてよかったと思っています。持病を盾にしてる自分に一つ前に進んでみないかと問いかけたくなりました。カッコつけて生きていきたいですね。
それでは、また。
《2019年8月14日更新》
金色ラブリッチェのFDとなる、金色ラブリッチェ -Golden Time- へのリンクを貼っておきます。