喫茶ステラと死神の蝶 感想
おやや?3月?・・・
1月に終わらせる予定でしたが体調不良が続いてこうなりました。
申し訳無いです;;
さて、今回はゆずソフトさんの新作「喫茶ステラと死神の蝶」の感想となります。
えーっと、感想が遅れたのには体調不良だけでなく、500枚くらいとったスクショの整理にも追われたからです(-_-;)
そんなこんなではありますが、今回も感想記事を書いていきます。
総合的な感想
シナリオ面
現代の若者が将来に対して抱いている漠然とした不安を高嶺昴生という主人公を通して描きつつ、各ヒロインのルートに応じて主人公が自身の生き方や将来の道を見つけていくという物語だと感じました。
話のテンポが非常によく、ボケとツッコミが度々入れ替わるのに面白く笑ってしまう場面が多いため、とっつきやすい作品だと思いました。
サウンド、ムービー面
アニメーションを使ったOPの出来栄えがよかったです。
EDでは各ヒロインのルートをふり返ることができる歌詞とムービーになっており、じっくり聞いているとこれだけでも満足感を味わえました。サウンドは安定してますね。ぶれない。
システム面
美少女ゲームをプレイする上で真っ先に調整するのがコンフィグなのですが、ゆずソフトはコンフィグの機能が他ブランドを圧倒するほど細かく設定できますね。
ヒロインへの中だし外だし固定はもちろん、スキップでも次の選択肢へジャンプできたり、スクショの保存方法も指定可能。
フローチャートのおかげで攻略が簡単なのもいいですね!
とまあ、こんな感じで全体をさくっとまとめさせていただきますと、個人的には高評価なのであります。
作品に込められたテーマの考察
前述した通りこの作品は、
「現代の若者が将来に対して抱いている漠然とした不安を高嶺昴生という主人公を通して描きつつ、各ヒロインのルートに応じて主人公が自身の生き方や将来の道を見つけていくという物語」
だというふうに捉えています。
主人公高嶺昴生は大学3年生になっても彼女が一度もできたことがありませんでした。友人である宏人との会話を見ていても、彼らはいわゆる非リア充と呼ばれる層でしょうし、恋人が欲しいなどと言っていても実際に行動を起こせるわけでもなくという状態です。
その上、自分が将来どうなりたいのかもわからない。1年後には就職活動も始まります。でも、いずれは恋人を作って結婚をして子供を育ててという普通の暮らしも願っています。しかしそれすらも難しいのが2000年以降の日本の若者が抱く将来への不安なのではないかと思うのです。
2000年以降の根拠?
感覚的なもので表しているのでごめんなさい。しかし最近の若い人ってこういう人多くないですかね?
就職活動も相変わらずリクルートスーツ一色で御社に忠誠を誓いますみたいなの多いですし。私からすれば、とりあえず周りの流れに乗っておかないとレールから外れるって感じですね。
私はレールから落ちた人間なのでなかなか苦しいですけど。
個人的な話は置いといて、次に主人公がヒロインと出会ってどうなっていくか。各ヒロインごとに設定されたと思われるテーマから考察していきます。
一旦ヒロインルートごとに私が感じたテーマを書いておきますね。
四季ナツメ:自分の生きる目的
汐山鈴音:プロ意識
火打谷愛衣:逃げること、責任のとり方
墨染希:親の愛情
明月栞那:人を愛するということ
一言で表すとこんな感じになりました。※順番は攻略順です。
次からは各ヒロインルートの感想も踏まえつつ、テーマの考察を行っていきたいと思います。
四季ナツメルート
一番最初に彼女を攻略対象に選んだのは、単純に体験版の段階から彼女の人気がダントツだったからです。おそらく多くの人が、
このような場面で悶え苦しみ、ナツメさんもっと僕を罵倒してくださいあああああああとかなっていたのだろうと推測しています。美女から罵倒されることに喜びを感じる紳士諸君の気持ちはわからんでもないですが、みんな落ち着け。
さて、ナツメルートのテーマが「自分の生きる目的」なのではないかと考えたのですが、実は悩みました。はっきりと一言で言い表すのが難しいお話だったと感じているのです。
ナツメが死神と関わっている理由には、「ナツメが自分の生に執着しておらず魂の一部が蝶となってこぼれ落ちている」というものがあります。つまり、ナツメ自身が生へ執着を取り戻すことで問題が解決される―自分の生きる目的を見つけるだけでなく、自覚し前を向いていくことが必要だと考えました。
恋人になるまで~終わりの始まり~
ナツメルートはナツメの過去に触れている部分が多く、なぜナツメが生きる自身を失っていったのかが分かる内容になっていたかと思います。しかし、昴生はナツメの過去に同情するわけでもなく、タコパに興味あるならせっかくだしやってみないか?と誘っていきます。
昴生としては好きになった女の子の嬉しい顔が見たい一心だったと思いますし、彼に何かを企むなんて不可能ですよね。
転換点は年末年始の赤磐神社への出店の出店ですね。チャイナ服のナツメに悩殺された煩悩むき出しの紳士諸君は首を差し出しましょう。
初日の出を見ながらの突然のキスで告白青姦かー!?と思ったらそれで終了…
しかしナツメはこの時既にもう自分は十分生きたと諦めていたと感じています。それがゆえの突然の胸の痛みであって。ところが、まだ少し未練があって、それをつないでいた一つの要因に昴生のことはあったのかとは思います。病室で目を開けたナツメは昴生に告白。
孤独だと思っていたナツメが、自分は生まれてきてはいけなかったと思っていた彼女が、誰かを求め、願った場面の告白シーンだったと思います。
恋人になってから~生きる理由を見つけて~
恋人になってからは二人の距離は一気に縮まり、ナツメにも友人が出来るなど変化が大きくなっていきます。その中において、解決しなければならない最後の問題がナツメの両親に対する負い目だったのではないかと思います。
喫茶ステラ自体が、ナツメの両親がいつかカフェを開きたいという夢を持っていたこと、ナツメは両親の夢を叶える邪魔をしてしまったと考えており、いつか両親の代わりに自分がその夢を叶えなければならないと考えていたことも含めてスタートしていますので、避けては通れない道であったと思います。
そこで出てくるのが、
染井志津科ですね。Chapter4でもちょこっと出てくる彼女ですが、ナツメルートではキーマンと言っていいのかなと。
サプライズを嫌うナツメに対して結果的にサプライズをしかけることになる昴生ですが、彼はナツメを思う一心で行動し続けていたと思います。
恋人になる直前から明らかになっていることですが、ナツメはけっこうヤキモチ焼きなんですよね。でもって自分が好きになった人のことに一筋で…たまらんですな。
はい、話題をもどして。
昴生のとった行動は、
・ナツメが幼い頃入院していた友達との同窓会の企画
・ナツメの両親にナツメが働いている姿を見てもらうこと
の2つでしたね。結果としてこれらは大成功するのですが、何よりも重要だと思ったのがナツメの両親がカフェの夢を諦めた真意を娘に話したことですね。
ナツメが入院してカフェどころじゃなかったなんて理由はなく、当時の社会情勢での営業が難しくてやめたというのが一言でいうとと。
ナツメは自分の存在が両親の夢を諦めさせたと思い、自分の手で実現しようという一種の罪滅ぼしのような生き方をしてきたのだと思います。しかしそうではなかった。両親はナツメを責めるつもりなどもとからなく、自分たちができなかったことをやり遂げた娘のことを誇りに思うと褒め、それはもうナツメ自身の夢なのだと告げています。
こうしてナツメの両親に対する負い目は完全に払拭され、ナツメは本当の意味で自由に前を向いて進んでいくことができるようになったと思います。
ナツメの蝶が元に戻ることで一つの区切りとなります。
誰かのためにと行っていたことが知らぬ間に自分の夢や生きる目的になっていたということもあるとは思います。しかし、自分が生きる目的とは何か?何を根源でいきているのかについては常に考えていきたいなと思いながらのお話でした。
ナツメとの出会いが変えた昴生の未来とは
ナツメと恋人になった昴生の進路はパティシエになるというものでした。ナツメがカフェを続けていく上で、自分も彼女の力になるために選んだわけですが、正直びっくりでした。
ナツメとはもはや将来を誓ったも同然ですので、それにナツメがコンドーム買って子作りも計画的にしないとって言うくらいなので。
おそらく鈴音さんが将来独立した時のことや、自分とナツメだけでもカフェをやっていきたいといった思いが強かったのではないかと考えています。考察としては短いですが。
汐山鈴音ルート
サブヒロイン扱いということもあってか、攻略時間が最も少ないルートでした。もちろん、サブだからと言って手抜きなどなく楽しめる内容でした。
鈴音ルートのテーマを「プロ意識」と解釈していますが、これは鈴音が唯一の社会人ヒロインであるという設定と、その経験から裏打ちされる社会の中で生きていくということがどういうことなのかという部分の核心をつく台詞を口にしているためでもあります。
鈴音語録
社会人たるもの返事は大切です。
一人で美味いものを食べる時のこれなんですよねえ
ここ2つ重要ポイントですね。失敗はしていいんです。でもいつまでもその失敗から学ばずに前を向かないのがだめなのです。
ビジネスですからね。利益を上げないといけない。しかしまあ、それをどこから持ってくるかです。
とまあこんな感じで。他にもたくさんありますがいくつかをピックアップです。他のヒロインと違って少し違う視点から物事を見ていくことができます。
さて、そろではプロ意識って一体何かと問われれば何なのでしょう?
その答えは早い段階で出ていましたね。
喫茶ステラ開店前に大家さんが言っていたこの台詞が全てを物語っていると思います。
自己満足を他の人に伝えて理解してもらうというのは、考えてみれば難しいことだと思います。しかし、プロとして働く以上は自分が出来ることを精一杯やって相手に自分のやりたいことが伝わり理解されるようにしなくてはならないのだと。鈴音さんもこのことに気づいたからかそ、自身を変えていくのですよね。
年上ロリを開拓する鈴音さん
鈴音さんってロリ体型じゃないですか。でもって、中身はピュアで純情で繊細な乙女で…年上ロリという新たな境地を開拓したと思っています。いいですよね!!
ベッドに押し倒されてのこの小生意気な態度がソソります。鈴音さんは素晴らしい。
昴生が鈴音から受けた影響
このルートでは鈴音さんの過去へのスポットは少なく、どちらかというと昴生が社会人として自分の好きなことに打ち込む鈴音に憧れを感じ、自分はどうしていくのか?恋人として出来ることは何なのかを考えている場面が多かったと感じています。
そんな昴生が選んだ将来の道は経営者。経営の勉強をしていつか鈴音が独立して店をだしても鈴音を支えられる人間としてできることをやりたいと考えた上での進路ですね。
とても現実的な所に着地したなとも思いましたが、鈴音との将来を考えれば間違っていないと感じます。有名なパティシエがいるから店が持つわけではありませんし。店の経営が下手であれば店そのものが潰れますからね。
火打谷愛衣ルート
蝕みの瞳という類まれな特殊能力は彼女のルートに入るまで分かりませんでしたが、左目を隠す髪型からも彼女には何かがあるというのは多くの方が気がついていたと思います。
愛衣ルートは蝕みの瞳と愛衣の過去を絡め、最後には愛衣が自身の能力とどのように向き合い未来へと進んでいくことに昇華させています。その過程において、愛衣は逃げることと本当の責任のとり方がどういうものかということに気づいていくのだと感じました。
ここで、蝕みの瞳の特徴について整理しておきます。
・蝕みの瞳は目で蝶を捕まえることができる
・目の中に囚われた蝶は数十年後には消滅する
・瞳の中の蝶は自由に解き放つことができる
・蝶を解き放つ際に恨みなど負の感情を乗せると相手を呪える
愛衣はクライマックスまで蝶を解き放つことができませんが、それを抜きにしても蝶との関わり方が予想以上に大きくて驚きました。
恋人になるまで~先輩だろうと容赦ない愛衣ちゃん~
かわいいものには目がなく暴走する愛衣→かわいい
この場面はもはや誘導尋問ですよ。
言い方が容赦ないw
二人で出かけることに対してデート感0の愛衣さん、やらかしたと気づいてもすぐに元の自分を取り戻せるのがすごいです。
とはいえ、愛衣と昴生の関係ははたから見れば恋人同然で、奥手な二人に対して周りが女子回を開いて愛衣を焚き付けてバレンタインで手作りチョコを渡す流れになりますね。
そしてバレンタイン当日の告白シーン。手作りチョコを渡されたら昴生はそれを本命だと思うと言われていたものの、どこか実感がなく、恋愛のことがわからない愛衣のあたふたする様子がかわいすぎます!自分の想いに気づいて好きですと伝える前の「好き、みたい……です」のみたいが本当に愛衣らしくてなんの違和感もなくて、むしろこのワンクッションが愛衣自身の魅力を引き立てているように感じました。その想いに昴生もきちんと応えて恋が実るわけですが、この告白シーンも涙ボロボロ流しながら見てました。
恋人になってから~愛衣の成長と蝕みの瞳の力~
昴生と恋人になり、二人きりの時はこーくんと呼ぶ愛衣ですが、一気にエッチまで進みます。そして愛衣の告白がどうなったのかをさぐる女子会メンバーは愛衣から全てを聞き出して大自爆ww
二人の関係はその後も順調に進みますが、ここでようやくスポーツジムで出会った愛衣が友人とギクシャクしていたエピソードが進み始めます。
でもですね、なんで愛衣の友人に名前ついてないの?
立ち絵まで用意しておいて、蝕みの瞳が蝶を解き放つきっかけを作る鍵になるのに。というのが愛衣ルート最大の欠点じゃないかなあと思います。
それは一旦置いておいて、愛衣は水泳部に所属していたころに不調に陥っていた友人のモヤモヤ(=蝶)をおまじないと言って数回消したことがきっかけで部内での人間関係を崩していったわけですよね。けどそれは、自分の力を使うことが友人のためにはならないと気づいていたからこそやめる決断ができたわけで。
愛衣の友人は登場回数が少ない上に昴生達との接点がほぼないため、愛衣の真意をわかっていないように見せられていたと思います。しかし、話し合いをしつこく迫る愛衣に対してやっと本音を出します。彼女もおまじないに頼っているだけではだめなことはわかっていたのですね。けれども、頭ではわかっていても心はついていかなし、本来は頼りにしていた愛衣が部活を去って彼女自身も心に傷を負っていたから拒絶するようになってしまったと捉えてよいでしょうか。
愛衣は友人の真意を聞いて自分の取った行動が友人を傷つけていたことを知りましたが、そこからの負の感情をきっかけに蝕みの瞳の蝶を開放する力が出てしまうと。
蝶を解き放つ直前の愛衣の異変に気がついた友人のとっさに愛衣を心配した言動には彼女の本心が現れていると思いました。
放たれた蝶に乗せられた愛衣の助けを求める想いを頼りに昴生が愛衣のもとにかけつけてからが愛衣ルート最大の見せ場だったと思います。
開放された蝶をもう一度蝕みの瞳で捕まえる。それは生半可なことではありませんでしたが、栞那の協力もあり九死に一生を得た感じだったかと。個人的には「こーくんは死なせない!」と愛衣が叫んだ所で目の堤防が決壊しました。
全てが終わり、友人と仲直りもできた愛衣。一度は友人から逃げてしまい責任を放置する形になったのかもしれません。でもそれは自身が経験して傷ついて初めて分かるものだとも思います。だからこそ、逃げることが全て間違っているとは思いません。責任を取るということは、やめて終わりにすることではなく、問題をきちんと最後まで解決することなのだということを愛衣と彼女の友人のやりとりから強く感じた次第です。
最後の最後に、蝕みの瞳の能力を完全に制御した愛衣。自らの魂の性質を蝶に分け与えるということまで出来てしまいますが、これが本来の力なのでしょう。愛衣は自分から逃げることもやめて、一つ一つのことに真摯に向き合う女の子へと成長していったのだと感じながら終わりました。
昴生の着地点
昴生は終始愛衣のサポート的なポジションにいたのかなと思います。それでも、ひっぱる所ではきちんとリードもしていましたし…
愛衣の明るさや突拍子もない発想からステラの新メニューを思いつくなど助けられている点が多いなーと。愛衣が最終的に死神の手伝いをしていく道を選んでいるので、昴生もそんな彼女をサポートする形に落ち着くのだとは思います。しかし具体的な就職先が作中で明示されておらず、昴生自身の着地点としては少々物足りない部分を感じたと思います。
墨染希ルート
年下幼馴染で家族同然なヒロインというわりとありがちな設定ですね。王道ともとれるので攻略を最後の方に回していました。
神社の娘である希が蝶とどのように関わってくるのかはルートに入るまで分かりませんでしたね。
希ルートのテーマを親の愛情としましたが、もう一歩踏み込んで母親の愛情としたほうが適切であったかもしれません。
恋人になるまで~昴生くんのことはおみとおし~
希は昴生との付き合いが長いため、昴生いじりはお手の物ですね。また、昴生を心配するオカンのような言動も多く母性が強い女の子に見えました。年下なのになあ。
希と昴生はネズミーランドに遊びに行ったことをきっかけに進展し、互いを意識し始めるのですが、そこで出てくるのが赤い蝶ですね。
赤磐神社にいる赤い蝶は普通の青い蝶と違い、魂そのもの、人の心だと栞那から語られました。そんな中で禄郎が足を捻挫し骨折するという不幸が起き始め、、、年末年始の舞の奉納についての話で、、、
吹きました。
つまり毎年舞の奉納をしていたのは、千恋*万花に出てきた朝武芳乃ですね。エロゲブランド恒例の過去作ネタですね。
てゆーか、共通ルートから思っていましたが、巫女服姿の希すっごくかわいいんですよね!!!!!めっちゃ萌える♡
そのごー、巫女として舞の奉納を終えて希の部屋で二人は互いの想いを伝え合い、、、
これ芳乃の時と同じ流れですよね?
エッチシーンでしか見られない希の髪を下ろした姿はとても大人びて綺麗なので必ず見ておきたいです。
恋人になってから~濃密な一週間~
晴れて恋人となったものの、希さんヒロインの中ではナツメに匹敵するヤキモチ焼きで、エッチな本も動画も禁止するという徹底ぶりにはすげぇの一言です。
赤い蝶との対話の後に希と昴生に事故が襲いかかるわけですが、それから逃れるためにミカドが用意した特別な護符を渡されるも、赤い蝶との関係にキリをつけるための期間が一週間という強行スケジュールで、希ルートは短期間のうちに話が展開していくハードなものであることに驚きなのです。
神社の賽銭箱の鈴の落下と交通事故の被害にあわなかったのは、赤い蝶が希と昴生を守ったからだというのはすぐに気づきました。個人的には赤い蝶がなぜ二人を守っていたのかの理由こそがこのルートの核心だという所までは展開が読めていたのですが。
赤磐神社の本来の成り立ちを禄郎から聞き、赤い蝶の娘の魂が転生していると分かった時点で察しです。
とはいうものの、展開が分かっていても泣くものは泣くんです;;
希が赤い蝶と共に舞うこのシーン、すごく力が入っていて赤い蝶が加わっただけなのにひたすら泣きました。母の愛が、娘の幸せを見届けたいという強い想いがひしひしと伝わってくるのが希ルートでした。
神主への道を歩む昴生
希の家に婿養子として入り、赤磐神社を次ぐという将来を決定した昴生。希は昴生との子どもも望んでいますし大団円といっても良いと思いました。
明月栞那ルート
死神というヒロインの中で唯一人間ではない存在である彼女のルートは、この作品の裏側を描くものになり、最後まで残しておかないと損をすると感じたために攻略を一番最後にしました。
話の展開として、栞那が死神から人間になることは避けて通ることができないのは予め予測していましたので、この部分をどこに持ってくるかを楽しみにプレイしました。
恋人になるまで~死神という存在~
ルートの最初は栞那とデートしてるようにしか思えないような展開が続きますね。昴生も早い段階から栞那のことを意識し始めます。鈴音はサブヒロインだからしかたないかなとして、メイン4人のうち3人がChapter5から個別に入るのに対し、栞那はChapter4から入るのでボリュームがありますね。
これは、サノバウィッチだよね。綾地寧々だったかなぁ。未プレイなんですよ。Twitterでネタは知ってたんで反応はしました。てゆーか現実にあるんですね。これはフォロワーさんから教えてもらった…です。私は無理です。食べれません。
はい、では栞那ルート前半の要点―死神とはどういう存在なのかをまとめます。
・こぼれ落ちた魂は蝶となって神のもとへ帰り転生の準備をする
・転生をする間に、死神として色々な人の人生に触れる
・死神とは魂が人や世界への興味や執着を取り戻すのが本来の役割
・役目を果たすと死神は消えて転生する
大雑把にまとめるとこんな感じでしょうか。つまりは死神である栞那は蝶となった魂が転生するまでの一時的な存在であり、栞那自身が満たされれば栞那自身も消滅するということですね。
よくできている上に理解しやすい形になっているなあと関心しました。が、プレイ中はそんなこと考えている暇ありませんからね。昴生にとっては好きな人が目の前から消えてしまうことを告げられたわけですから。
これはリアルで本気で言われたらと思うと耐えられないです。
この後、観覧車に再び乗っているなかで栞那は消えていくのですが、ここも泣きました。
しかし、じゃあ人間に戻る過程はどうなるんだ?となりまして…
そしたら栞那のことを諦めきれない昴生が奇跡とも思えるようなことを起こして、栞那と昴生が初めて出会った場面まで意識を飛ばしましたね。ちょっとついていけなかったんですが、よくよく思い出してみれば昴生は栞那の鎌ではじめて切られたあと意識を失っていて、目を開けたらステラの休憩室でナツメの下着姿を見るわけで。ここで話がつながってくるんですね。なんという仕掛けでしょう。
昴生がなぜ黒いマントを被せられた状態で休憩室にいたのかはここで分かりますね。栞那の溢れんばかりの好きという想いと昴生の想いが熱く描写されており何度泣かせるのかなあという感覚でした。
けどこれで終わらず、現実に戻ってきたら栞那がいるじゃないかと。しかも死神ではなく人間として。私の予測は当たりましたがこういう話の持って行き方には脱帽です。けれどもこれで栞那の問題は一通り解決。人間として、昴生の恋人としてともに生きていけますね。
恋人になってから~愛の形~
栞那と恋人になりましたが、死神の時と事情が変わるため昴生と栞那の同棲生活がスタートします。そしてここからは昴生自身の話を中心に展開していったと思います。
昴生は幼い頃に母親を病気で亡くしており、また父親は海外働きが多く親からの愛情や誰かを愛するということに関してどこか疑問を持っている部分は回想シーンでちょくちょく出ていたのかと思います。要は家族ってなんなのかよくわからないのだなと。
そんな不安を抱く昴生に対する栞那の答えは単純明快なものであったと思います。そしてそれは父親である和史からも言われたことなのだろうなと。
和史に栞那を紹介した昴生は両親の過去を聞きますね。
良家に生まれた和史が成績不良で家に居場所がなくなり暴走族(だと思う)チームに所属しそこで禄郎に会ったのにはちょー驚きだったんですが(当時の禄郎さん見てみたいホント)、事故って入院して親に手切れ金渡されて勘当されてた頃に出会ったのが昴生の母アスミだったのですね。昴生の回想からは信じられない性格だった母アスミですが、和史の猛アタックで陥落し、病弱な身体であるにも関わらず子どもを望み昴生が生まれたという話を聞けばこれだけでうるっときますし、昴生がどれだけ愛されてきたのかと思います。
こうした話を聞いていると、愛の形というのは一つに言い表すことは難しくて、それぞれに愛の表現の仕方が違うということを思い知らされますね。
どんなものも一つずつの積み上げ。愛の形も全て。
普通の幸せを獲得した昴生
栞那ルートでは、共通ルートでも宏人と昴生の会話で取り上げられていた働いて恋愛して結婚して子どもができて家族をもつという普通の幸せというものを昴生が獲得した形で終えているなと感じています。
そもそも普通の幸せっていう言い方がどうなんだ?という疑問もあるのですけど、現代の若い人たちがなかなかもつことのできないものであると考えると、あながち間違ってもいないのかなって。けどそういったものも、コツコツと努力を積み重ねたその先にあるものだと思いますので、不安を感じても、尻込みしすぎず前向きにいくしかないのだと思いました。
おわりに
喫茶ステラの死神の蝶、時間をかけましたが完走できたことが嬉しいです。それに楽しかったです。笑いと涙もりだくさんでさすが安心と信頼のゆずソフトだと。次回作に期待です。
次にプレイする作品は、さくら、もゆ。(Favorite)かmaking Lovers(SMEE)になります。諸事情によりさくら、もゆ。は遅れるかも。それでは最後まで読んでくださりありがとうございました。
空に刻んだパラレログラム 感想と各キャラに一言
ぱられろ記事4段階構成もついに最後となりました。
最後の記事では、ぱられろのまとめと個人的好きなキャラランキング、体験版感想でも書いていた各キャラへ一言をプレイ後に書いてみようという内容にしていきます。
なんだかんだでかなり思い入れの強い作品になったなと思います。
くどいですが、第1段~第3段までのリンクを先に貼っておきます。記事の中身はその後から書いていきますよ。
【第1段】
nikotsuki.hatenablog.comそれでは目次に沿って中身を進めて参りましょーブーン(((っ・ω・)っ
ぱられろのまとめと個人的評価
ぱられろという作品をプレイして、最初は単に泥臭いだけのスポ根ものだと思っていました。しかし、プレイを終えた今では全く別の印象を持っています。自分の中の答えは次の3点。
・物事を始めたきっかけ、原点を忘れないこと
・自分が楽しんでいることが何よりも大事
・恋する女の子は最強である
基本的にはダンス・マカブル編を通して感じたこと。最後のものは個別ルートですね。
楽しんでいるからこそ、キツイ練習にも泥臭く取り組んでいけるものなのではないか?と思わされました。
誰かのためであっても、それが自分にとってもプラスになれば良いですが、マイナスになることのほうが多いのではないかなとも思いましたね。
イーリスのこの台詞を持ち出しましたが、何かを始める上でのきっかけというのは簡単に見つけられますが、それを見失わず忘れないことというのは難しいですね。
ぱられろに限って言えば、オラクル適正が必要とはいえ、空を飛んでみたいという思いやきっかけが誰にもあって、それが楽しいからテレプシコーラを続けているわけですよね。継続は力なりといいますが、言うは易く行うは難しです。こうしたことをとことん教え込まれた作品だったと感じています。
さて、作品全体の個人的評価です。
シナリオ:やや満足
CG:満足
BGMなど:満足
テンポ:悪い
キャラクター:多すぎる
全体的な出来栄えは満足なのですが、22人の登場キャラ一人一人の過去(小絵は無しでしたね)を試合中に適宜挿入してくるため、お話のテンポが悪くなりがちな印象を強くうけました。さすがに1試合30分なのに3時間かけて終わらせてくるのはやりすぎじゃないかと思います。
過去話は試合前に入れて欲しかったです。試合は試合だけでスパッとリズミカルに展開していってほしかったですね。
感情移入してしまえば話のテンポなんて気にならなくなりますけど、さすがに何度もつづくとまたかよ…とは思ってしまいます。
なので、個人的には大好きな作品だけど改善点も多く見受けられてしまいプレイする人を選ぶ作品になってしまったかなと思っています。特に、ダンス・マカブルルートと個別ルートのプレイ時間の落差は致命的といっていいかと。
あの、ダメ出し多くなってしまいましたけど、私この作品嫌いになってませんからね?
せっかくいい部分があるのにもったいないっていう悔しい部分があるだけなんです。どうかわかってください(´;ω;`)
個人的人気キャラランキング
体験版による事前人気投票と、発売後の人気投票がありましたね。
一応結果は見ていて、ほへーっとなったわけですがこの記事を書いている時には結果が公式サイトから消えていましたので、勝手に私の中でのベスト5のお気に入りキャラを紹介させて頂こうと思います。
【第5位】
イーリス・マリア・プレスコッド
彼女が1年生ながらもエアロパーツでレギュラーを取っている理由を知った時の衝撃と多彩な攻撃パターン、莫大なオラクル量は反則もいいところ。あと母性をくすぐるかわいさ。歩への恋は叶わなかったとはいえ、今後の成長が楽しみに感じました。将来大化けしますよね必ず。
【第4位】
境遼二
表ではふんぞり返って好き勝手する暴君そのものですが、裏ではストイックなまでのトレーニングを積み相手の下調べを怠らず侮らない選手であり、やはり一味違うなと思わされました。まあこれは体験版でも想像つくことですが、衝撃的なのはやはり境遼二が勝ちに拘る理由が判明した時でしょう。
3年前に歩の選手生命を断ち、さらには歩を好きだった紅が同じ日になくなって以降、彼は勝つことでしか前に進めなくなってしまったというのは苦悩以外のなんだというのか。しかし、どんな困難にも立ち向かうその鋼の精神力に圧倒されるばかりでした。どうしても嫌いになれないですね。
【第3位】
遺愛妖花
性格、名前、能力、声優さんの全てがベストマッチしたぱられろにおけるすばらしいキャラクター。体験版のころから圧倒的な存在感を放っていましたね。ダンス・マカブル編でも玻璃ルートでもその個性を充分に発揮して楽しませてくれました。妖花ちゃんを攻略したいという思いは分かる。だがね、みんな冷静になりましょう。現実に妖花みたいな女の子がいたらデートしようと思う?かなり風変わりでひねくれてるよ彼女。
公式サイトのQ&A No.37で部員で彼氏にするなら歩だそうですが、みんなの人気者だから奪ったら面白そうとか言ってますよ。どうやって攻略するんですかね…
【第2位】
紡木紅
体験版、製品版を通して常に絡んでくるのが紅です。物語中では既に故人となっていますが、彼女が絡む回想シーンはいつも涙なしには読み終われず、またある時は多くのことを考えさせられるものでした。
紅の存在はあまりにも大きいわけですが、彼女との過去にどう折り合いをつけていくかが歩や玻璃、理亞、さらには境遼二に求められていたのかもしれません。
紅の歩へ対する真っ直ぐな愛情と周囲の人を大切にするその思いにただ惹かれてしまったとも言えます。
【第1位】
彼杵柚
完全に私の趣味入ってますけど、柚が一番です!誰よりも楽しく自分のために空を飛ぶ彼女の姿が、空を求めてひたむきに努力する柚の姿がとにかく好きでした。個別ルートでのイチャイチャもエッチも柚が一番でした。私は彼女のような女の子がとても好きです。隣にいたくなるタイプです。というわけで1位でした。
登場キャラクターに一言ずつ
体験版の記事でも書いていた各キャラクターへの印象がどうかわったかを書いていきます。長くなりますがお付き合いくださいませ。
彼杵柚
【体験版】
ぱられろの中で一番好きなキャラ。あおかなでの倉科明日香と似たような部分が多々あり、姿を重ねてしまうことも多いためか柚株は下がることがなかったです。もちろん見た目も好み。転校手続き初日の出来事で心が折れなかったことには正直驚きました。憧れた空のために、一心不乱に誰よりも泥臭く努力する柚の姿は何よりも眩しい。その姿に惚れますね。声もいいですね。聞いていて励みになります。攻略は最後に回すので、柚がテレプシコーラにおいてどんな位置まで上りつめるか楽しみにしています。ダンス・マカブルに行っちゃうルートになる予感。
【プレイ後】
体験版で書いた時と印象はあまり変わってないですね。個別ルートでもダンス・マカブル出場を決めていますので、予想通りに動いていったなと。メイド服エッチがありましたが、それ以外のコスプレエッチも見たかったなあ。
有佐里亜
【体験版】
他の人に比べてオラクルの量が少ないというハンデを背負いつつも、空に居続け日々努力を怠らない彼女も柚に負けず劣らずのメンタルの強さの持ち主じゃないかと思う。個別ルートがどうなるのか予測できないヒロイン。歩との恋に進むには、過去に決着つける必要あるかな?攻略順は2番目。
【プレイ後】
スターズ戦で見せた捨て身の戦いからもメンタルの強さは伺えましたが、これは自分を犠牲にするプレーでしたので、そこから自分を見つめ直しダンス・マカブル決勝では見違える活躍で勝利に貢献していて思わずかっこいいなと思いました。
個別ルートは確かに予測できませんでした。紅との過去に決着をつけるのは前提でしたが、まさかイーリスが絡んでくるとは…
オラクル過小症についての解決策はあれぐらいしかなかったかなあと思ったり。
宝生玻璃
【体験版】
妹レベル高すぎる。あのかわいい容姿に大きなおっぱいは反則。それでいてお兄ちゃんLOVEだもんなあ。ウグイスカグラさんの過去2作品の妹キャラがなかなかインパクト強いらしいので、玻璃がどのような印象を残すかに期待してます。兄の歩を競技不能に追い込んだのは境遼二だと思い恨みを抱いてるような描写があったので、彼との対決が実現するのか楽しみ。仇討ちは失敗しそうな予感。攻略順は3番目。
【プレイ後】
妹キャラのインパクトとしては予想よりも低めでした。もっと積極的に大胆にくるかと思っていましたが、玻璃自身が内向的な部分が強いのもあってか消極的だったかなと。ダンス・マカブル優勝に固執してその理由を兄である歩に語らないほど頑固だったので妹パワー爆発要素は少なかったかも。個別ルートのイチャラブは悪くなかったですが。
境遼二との対決はダンス・マカブル編で実現しましたが、柚に諭されて仇討ちではなくきちんと試合をする方向に向かっていったので良かったなと。
藍住ほたる
【体験版】
面倒見のいいロリ先輩と言ったら怒られるのかな?Q&Aでは彼女にSっ気な要素を求める質問がちらほらあって笑わされた。それはともかく、彼女が自身の才能について常に悩み投げやりになっている部分を、主人公がどう導いていくのかすごく気になっている。天才とか才能についての話は好きなので、攻略順は1番目。個別ルートのラストは笑顔で空を飛んでいるほたるが見られると思ってます。
【プレイ後】
ほたるが高等部で実力を発揮できなかった理由が実は単純なことだったんだなあという形で片付いてしまったなという印象。ほたるがもっとも輝いていた時に何を思い出すかが重要で、歩はほたるを導いたというよりほたるが自然と気づき実力を再度開花させ、さらに覚醒してしまったというふうに感じました。個別ルートでもダンス・マカブル編でも、ラストは最高の笑顔を見せてくれていてとても嬉しかったです。
宝生歩
【体験版】
小学生から中等部にかけては非凡な才能を発揮するも、中等部での試合中に突然オラクル回路が焼き切れ選手生命を絶たれただけでなく、初恋(というか両想いで恋人同然?)の相手だった紅まで同時に亡くして精神が崩壊しないほうがおかしい。こうした経験をしながらも空に戻ってくるあたり、この作品はメンタル強いキャラ多いなと…誰かのためにがんばる優しく頼もしいキャラだと思いました。ヒロイン達をどう導くのか楽しみ。
【プレイ後】
基本的な印象は体験版と変わりませんね。チームのために、誰かのために裏で何かと手を回していたピエロみたいな動きをしていたのには何度も驚かされましたけど。
また、ヒロイン達にはテレプシコーラを楽しむことを必死に伝えているところが好きでした。時には身を犠牲にしてまで伝えようとしているところに、歩の空に対する純粋な思いが見て取れて無茶するなよと同時にかっこよすぎだよ全くと思わず涙。
紡木紅
【体験版】
過去の回想においてのみ登場になるものの、歩、里亜、玻璃に与えた影響の大きさもあってか存在感がありますね。彼女が出る度に何度も泣かされました。歩たちが紅との過去にどう折り合いをつけて前を進んでいくのかに注目してます。
【プレイ後】
影響を与えた人物に境遼二が加わっていたことに驚きましたね。紅あってはじめてこの物語が成り立つと言っても過言ではないくらいに存在感が大きくなりすぎていて、紅が出るたびに大泣きしてました。ただ一つ言えるのは、紅はそれだけ愛されていたということなのかな。
桜坂空
【体験版】
Q&Aでの質問が面白くて笑いが止まらなかったキャラ。破天荒な性格してるけど器量はそれなりにありそうだし実際はすごくいい人なんじゃないですかね。どこまで実力を伸ばしてくるか楽しみな部員の一人ですね。個人的には上司にしたいタイプ。
【プレイ後】
真面目に上司になって欲しいタイプのキャラ。才能を見抜く目だけでなく、その才能を引き出す方法も分かっている器用な人物。自身の実力を過信せず、きちんと相手のやることにも目を向けて対処してくる点はさすがの一言。大将と呼びたくもなりますね。
黒根真木
【体験版】
桜坂との大人の関係を疑われている男。歩の悪友。これぐらいしか印象がないので、製品版では彼の印象が残る出来事が欲しいです。
【プレイ後】
持っている実力はなかなかのものじゃないですかね。それに才能を見抜く目も持ち合わせている模様。イーリスの魔法粒子のこと見破りましたし。空をCardinalsに送り出す説得できるのはこいつしかいないと思いました。
羽薪葵
【体験版】
見た目は好きなタイプ。かわいい。柚と早くから打ち解けるくらいだしいい子なのは間違いない!活躍の場と攻略ルートがあってもいいなと思うのは個人的な思いでしかないのかなあ。
【プレイ後】
飴川さんがCVということで、攻略ルートあってもいいと思うけど、柚との関係悪化しそうで怖いです(笑)
いい子なのは確かだけど、葵ちゃんの戦闘スタイルも独特なものですね。相手の動きに合わせてついていけるというのは驚異の能力。しかしそれは圧倒的な実力差の前では役に立たないかもしれないなと。けれども彼女も努力の人なので大好きです。
遊佐硝子
【体験版】
柚へのあたりが強いけど、嫉妬や妬みなどあたる理由の推測がすぐにできたのであまり嫌いにはなれなかったですね。打ち解けると素直に応対してくれそうで、環境や周囲の人間の変化によってはひとりのかわいい女の子になりそうな印象でした。
【プレイ後】
実際に体験版で感じた通りになったのではないかと感じています。ダンス・マカブル編では里亜への応援も必死にやってましたからね。一言多く言ってしまうだけで根はいい子だと思ってます。歩と航太とチームを組んでアウルと試合してる時に歩に使われながらもちゃんとチームプレーできていたからちゃんと成長できる子だとも思います。
姉崎航太
【体験版】
美少女ゲーやってるとたまにいるよなーこういう暴走キャラっていう印象。ひたすら騒いで場を盛り上げる役目かなー
【プレイ後】
印象が180度変わったキャラですね。ただのバカだと思っていたらそうでもなかった。彼は彼なりに考えていて、そこを理解してくれるチームメイトがいれば、もちまえのスピードを武器に立派に戦える選手だったのかとびっくりです。歩とチームを組んだ時の連携は見事の一言。
矢継才加
【体験版】
その包容力と容姿に思わず見とれてしまうタイプ。硝子のなだめ役。協調性が高いからこそ硝子や航太とチーム組んでいられると思う。でなきゃこのチームは即崩壊かなーって。大人の事情が解決されて個別ルートくると嬉しいですね!
【プレイ後】
いいか、怒らせてはいけないのはこういう人間だを体現しているキャラ。スターズを動かしているのは彼女ですし。個別ルートあったらいいねと思うけど、柚の個別ルートで硝子がいるうちは男に手を出すきはないとか言っていたので実現無理じゃね?って思わされました。しかし、彼女のような優しい人が硝子の良き理解者になってくれてよかったと心から思います。公式Q&Aでバブみについて質問した人いましたね。才加にやってもらいたい気持ちは分かるが殺意向けられそうだからやめましょう。
赤坂水樹
【体験版】
お気楽で頼もしい部長だなーと思っていたら、実は重い経験の持ち主。回想シーンでの悔しさとやりきれなさは見ていて辛い。しかしそれが現実でもあって、そういった過去がいつの日か報われるといいなと思ったキャラでした。第二テレプシコーラ部が置かれている状況もきちんと理解して立ち振る舞うのはさすがだけど、腐って終わりにならないでほしいなと。
【プレイ後】
第二のトーナメントを見ている時は腐って終わりそうに見えましたが、柚や悠未の言葉を受けて心機一転。再び前を向いてくれたことが嬉しかったです。例え心が折れても前に進むしかない。諦めてそこで終わってはいけないのだということを再認識させてくれるキャラだったなという印象です。
栗原音々
【体験版】
思ったことは赤坂とほとんど同じです。美人なお姉さんなので彼女も攻略対象にですね…製品版ではどのように登場して彼女が何を得るのかも見られたらいいなと思っています。
【プレイ後】
彼女も赤坂同様に復活するわけですが、彼女の場合は悠未の存在が大きかったと思います。自分に憧れてテレプシコーラを始めて葛切まで追って来た後輩のがんばる姿を見せられて惨めな姿を晒すわけにはいかないですし。引退後は赤坂や悠未達とアウルの練習相手を務めるなどして奮闘している姿が良かったですね。
天童悠未
【体験版】
登場シーンが少ないのと新入生ということもあって、彼女がどんな人なのかわからないです。製品版に期待です。音々のことが好きなようですし、どこかで一緒に登場するんだろうなーと。
【プレイ後】
登場シーンの少なさでは一番だったような気がしますね。常に先輩達の足を引っ張っていないかを気にしていましたが、彼女はまだ1年生。全てが初体験なわけですし失敗を恐れずに果敢に挑戦していけるようになるといいなと。
境遼二
【体験版】
立ち振舞いは最悪だけど、実力は本物、そして勝利への欲が誰よりも強い。獣のようにただ暴れるだけかと思ったら大間違いでちゃんと頭を使って戦略立ててるし相手の実力も見抜いているので格が違うなと。気になるのは、中等部での歩たちとの試合で歩に対して行ったラフプレーにも等しいような行為があったこと。玻璃のルートで回収するのかは知らないけど、Q&Aでもストイックなまでの勝利を求めていることから彼なりの考えがあるようですね。彼みたいなキャラは好きです。悪じゃないですし。
【プレイ後】
やべぇ…過去記事と先ほど書いたランキングで書くこと書きつくしちゃった(-_-;)
そうですね、簡潔にまとめるとしたら、境遼二の勝利への渇望は紅と歩への罪滅ぼしでもあり敗北することは許されないという恐怖を常に抱えていたと書いてもよいでしょうか。境の歩に対する言動や紅の墓の前での態度、柚に対する対応から見えてくるものはちらほらありましたからね。
そうそう、エアロパーツのメンバーに対しても、基礎練習をみっちりさせて自分にできないことをメンバーにはやらせないなど指導の仕方がすばらしかったですね。ほんとただものじゃないなあ。境遼二は嫌いになれない。
常盤木蓮
【体験版】
面倒見のいい副部長、遼二の代わりに部長の役職をこなすようなことも多いようですが実力は認められているようですね。完璧超人かと思いきやそんなことは全くない何かをやらかす人でもある。気になっているのは昔からチームを組んでいたほたるを追放したこと。そこはまあ、蓮がほたるの悩みにある程度気づいていて気を利かせたようにも感じる部分があるのですけどどうなのでしょうね。
【プレイ後】
面倒見が良すぎてびびる。彼は他人のためならどこまででも動けるタイプなんだなあと。ほたるをエアロパーツから外した理由はだいたいあたっていたかな?
人当たりが良すぎるせいかイーリスの面倒見れなくてそこを歩に任せるというのはシナリオ的にも都合がよくてライターさんが助かったのかなあと思ってます。
イーリス・マリア・プレスコット
【体験版】
体験版での登場シーンは合宿の持久走で倒れた時ぐらいしかなかったような…公式サイトだと歩に憧れていて引っ込み思案な性格を治すために来たとあるけど、どこでどう絡ませてくるのかな?という期待と不安。容姿が保護欲を掻き立てる…
【プレイ後】
これは製品版に向けて隠しておいたキャラだなというのが真っ先に受けた印象。超長射程リジェクトは驚異。しかも攻撃パターンが複数あって技名もかっこいい。その上、登場回数が何かと多く、愛らしいルックスも相まって攻略したいという人をちょくちょく見かける。確かに恋が実ってほしいとは思う。が、これは青春の物語。恋が実らないというのも有りではないか?というのが率直な思いです。
水ケ原夜月
【体験版】
境遼二へのリベンジを果たすために留学から戻ってきた刺客。華麗な立ち振舞いとは正反対に、テレプシコーラでの戦闘スタイルは荒々しく力強いというなんだか遼二と対極な感じのするキャラだと感じました。実力を見極める目もお持ちのようで、遼二と激突するところを早く見てみたいと思いますね。チームメイトにほたるを誘った真意も気になります。
【プレイ後】
才能を見抜く目をお持ちのようですが、その才能を開花させるのが苦手な人ですね。本人も玻璃ルートでそんなこと言って桜坂空に呆れられてましたね。ほたるを加入させたのは中等部のころの実力をしっていたからだと思いますが、うまくいきませんでしたね。夜月さんはスカウトマンになったほうがいいんじゃないですかねえ…
不器用なようなので、器用なサポートができる人がついてあげると無敵になりそうですね。
遺愛妖花
【体験版】
ポケモンで言うところのクチートみたいな女の子。侮ったら痛い目見るタイプ。容赦なくいく子だなってのもすぐに分かったんですが、彼女を手なづけたという藤林木峰のほうが気になって仕方がないのです。が、それはともかくとして、体験版では出番が多く第一テレプシコーラ部の実力というものをこれでもかと見せつけてくれたと思います。名前が独特でキャラの立ち絵といい台詞といいボイスといい全てがマッチしていると感じるキャラでした。
【プレイ後】
ぱられろにおいて人気が出るのも間違いないほどに完成されたキャラクターでした。
CVの柊紗夜子さんはぱられろが初出演ということもあったわけですが、見事な演技だったと思います。妖花はひねくれていて容赦なくてな女の子ですが、実力を認めた相手にはきちんと接していますからね。こういう落差もっしっかり演じられていたと思います。妖花を攻略したいという声が多いですが、ほんとに作ることになったらライターさん悩みそう。。。
藤林木峰
【体験版】
なんで立ち絵ないの!?そして妖花を手なづけたその方法の説明をですね…
【プレイ後】
体験版と変わらないです。だって出番ほぼなかったんだもん。。。
日比菜小絵
【体験版】
Q&Aでの活躍が目立つなんて言ったら怒られるかな?とはいえそっち方面が本業ではないかと思ったり。しかし、行動力は本物。歩の過去をいつの間にか調査してるし。テレプシコーラの実況が増えると思うけど、彼女と普通に触れ合う場面をちょこちょこ挟んであると嬉しいなと。かわいい女の子は基本的に大歓迎。
【プレイ後】
途中から試合の実況でしか見なくなった。実況はきちんとしてるけど、解説者にツッコミ入れられること多すぎておいおいだいじょーぶかーと心配になることがしばしば。
あおかなのあの子思い出すなあ…
おわりに
はい、ぱられろこと「空に刻んだパラレログラム」の感想記事もこれにて終了です。一つの作品で複数の記事書いた中では多いほうです。金色ラブリッチェでもけっこう記事書きましたからね。
ぱられろはとてもおもしろい作品でした。どうかこれからも多くの人に愛される作品となりますように。
次回は「喫茶ステラと死神の蝶」をプレイしようと思います。白刃きらめく恋いろはふくめ積みゲーたくさんなんですが、ちょっと流行にのります。1月中に終えて感想記事かけたらいいなと思ってます。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
空に刻んだパラレログラム 個別ルート感想
あけましておめでとうございますm(_ _)m
本年も当ブログをよろしくお願いします。
今年は美少女ゲームの消化速度を上げる予定ですので、記事の更新も早くなる予定です。目指せ脱積みゲー生活…
さて、約1年のプレイ時間をかけた「空に刻んだパラレログラム」もようやくプレイを終了しました。今回は個別ルートの感想記事となります。
4段階構成のこの作品の記事は、今回で3段階目となります。第1段と第2段の記事は下記リンクよりどうぞ
第1段
nikotsuki.hatenablog.comそれでは早速、個別ルートの感想に移っていきたいと思います。
個別ルート雑感
ダンス・マカブルルートに多くの時間を割いた影響もあってか、各ヒロインのルートは1人あたり3時間程度と短いものでした。
最初は個別ルートをやってからダンス・マカブルルートをやるべきじゃないか?と感じていたのですが、個別ルートでも各ヒロインが克服するべき課題に変わりはなく、また絡んでくる人物もあまり変化が見られませんでした。
よって、個別ルートでもダンス・マカブルルートでもどちらを先にやっても構わないという結論に達しています。
しかし、ヒロインと恋に落ちる展開があまりにも早く、エッチシーンへの突入も早いので物足りなさを感じる人が出てきてしまってもおかしくはないなという点は否定できません。
面白かった点としては、イーリスと妖花の思わぬ行動や言動が見れたことでしょうか。
ファンディスク出すならこの2人との恋愛ルート作って欲しいというのは分かります。
が、えーとですね…はまあいいや、最後の記事に言いたいこと書きまーす。
まーでも、個別ルートに共通するテーマはこれしかないですね。
恋する女の子は最強!
ほいでは攻略順に個別ルートの感想です。
ほたる先輩ルート
藍住ほたるが高等部でくすぶっていた最大の原因は、宝生歩がいなかったことの一言に尽きると思います。彼女が中等部で目覚ましい活躍をできたいたのは歩と一緒に飛ぶことができていたから。
蓮も夜月もここを見定めることができなかったわけですね。
ほたるは第二に移ったことで才能を再び開花させますがダンス・マカブルに出場できず引退へ。ところが、歩への抑えられない想いが爆発して恋人関係を提案に。
歩がドイツに行って再び空を飛ぶための治療をすると言ったからこそ出てきた発言ですが、これはさすがに一発KOする告白でしょう。
その後偶然出会った境の行き先に不安を抱いた歩とほたるはエアロパーツの練習場を訪れ、境の怪我の実態をチーム内に暴露し、まさかのイーリスが部員の想いを代弁して境のダンス・マカブル出場を止める展開になりますね。イーリスが頑なに反対したのは歩が再起不能になった試合を見ていたからでしょうが、仇のようにも見ている境を説得させるのは驚きました。
エアロパーツの練習に付き合うほたるの動きの違いに気づいた境が、「あれだけできるのなら俺も安心して任せられたのによ」みたいに言った時は少々驚きだったかな。
まあ伏線みたいなものは共通ルートの過去話でもあったような気がしますけど。
とにもかくにも、歩との恋が進展したほたるの実力は上昇一直線。
最後は歩を追ってドイツ留学の切っ部を掴んで大活躍!そして歩の治療も終わり、2人は新たな一歩を踏み出す形で終わりですね。歩、ほたる、蓮の3人が再び一緒に空を飛ぶ姿まで見せてくれたら良かったのになあと想いました笑
いいでしょそれくらいは?
有佐里亜ルート
先天性のオラクル過小症である里亜がどうやってこの症状に向き合うかについては、ダンス・マカブルルートでもあらかたの結論が出てしまっているため、紅との関係を引き合いに出してくるしかないかな?という予測はしていました。
まあ、その予測はあたったわけですが、想定外がありました。
イーリスの存在ですね。
イーリスの練習を歩が見る代わりに里亜は空いているタリスマンで練習ができるという条件付きな内容とはいえ、イーリスにとって歩はテレプシコーラをはじめるきっかけをくれた憧れの存在でしかも恋してるっていう。これはイーリスVS里亜くるかな?という予測は早々に打ち切られましたね。
イーリスは頑固なところがありますが、あと一歩を踏み出すのが苦手な女の子ですね。それでいて相手の気持ちの機微にも敏感で、だから歩と里亜の2人が通じ合っている様子を見て自分が入り込むよちはないと思ってしまう。もどかしいです。
ああ、イーリスの恋がかなって欲しい。。。
さて、歩と里亜の恋の関係ですが、予測通り里亜は紅のことを出してきました。
里亜と恋人になる上で絶対に避けて通ることのできない部分です。
里亜が何を言おうと紅はもうこの世にはいない、俺が好きなのは里亜なんだということを歩ははっきりと口と態度で示していてとてもかっこよかったです。
この時の里亜のCGもすごく気に入っていて、ぱられろ名場面の一つです。
恋人関係になってからは単にイチャラブで終わらず、なんとイーリスと里亜が一緒に練習する展開に。イーリス、ここで歩を寝取って逆襲だあああああとか思ってはいけません。イーリスはそんなことをする女の子じゃありません。
それでも、歩に夢をたくされた里亜は歩とともに新たな一歩を踏み出していくのですね。オラクル過小症については、最低限で最大の効率を引き出す超精密なオラクルコントロールを極める形に落ち着きましたけど、これしかないのかなって。
宝生玻璃ルート
兄である歩をドイツの専門機関で治療を受けさせるためにひたすらがんばる玻璃。実の妹がヒロインということで、つまりは禁断の愛ですね。いいですね。
個別ルートはCardinalsへの移籍話が来たところからスタートしているわけですが、どのルートでも玻璃が移籍することになります。
よって、このルートではイーリスとの接点はほぼなく、代わりに夜月や妖花との接点が増えるという面白い形になっていますね。特に妖花はノリがいいというかなんというか、単なるイタズラだと思うけど、
玻璃が妖花に嫉妬してると感じてのこの発言。ごめん笑ったwww
はい、でうまく試合で夜月が認めるパフォーマンスを出せなかったときの休日に歩と玻璃がデートする時になったときのこれ↓
かわいいとかいうレベルじゃねえ。
って重い重い…
とはいえ、デート内容的にももう理性とか倫理なんて吹っ飛ぶよね。抱くよね。
そうして恋した玻璃はめちゃくちゃ強くなった!そんな玻璃に妖花は、
容赦ないなーと思わず苦笑い(-_-;)
冗談なんでしょうけど、歩のこと嫌ってるわけじゃないよね妖花ちゃん?
私は妖花ちゃんが喘ぐ姿みたいけど…
はい、色々あったけどダンス・マカブルには優勝して海外にいく場面で終わりになりますね。恋する女強すぎ…はともかく、玻璃と歩の関係は今後どうなるの?子どもできたりしてどうななるかなーとかそんな想像と修羅場を考えながらプレイを終えました。
彼杵柚ルート
柚に関してはヒロインなのに玻璃の個別ルート最初にちょこっと登場しただけで、ほたると理亞ではそもそも出てきていないんですよね。これを不思議に思った人は多かったはず。この答えは玻璃ルートでの里亜の発言から分かりますね。
柚は空に憧れて葛切に転校してきましたが、その中で精神的な一番の支えが歩であったのだと。つまりは歩なしではやっていけなかったんですね。
だから柚ルートは他の3人とはひと味違う展開を持ってくる予想はしました。
歩が柚を選び、エアロパーツの練習に柚を参加させている中で、境は柚に明らかに周囲とは違う反応をとっていますね。これはダンス・マカブル編を先にやっていると理由がわかってしまうのですが、私が驚いたのはダンス・マカブル編では口に出すなと止められたことを柚がはっきりとこのルートでは口にしていることでした。
ダンス・マカブル編では、境と紅に接点があったこと、中等部での試合中歩を再起不能にする決定打を境が打っただけでなく同じ日に紅が事故でなくなり、境はそれ以後自分が最強であることを証明し続けるために、紅にお前の惚れた男なんかより俺は強いのだと示すためにひたすら勝ちにこだわりストイックなトレーニングを課していました。
しかし、ダンス・マカブル準決勝でのわずかな迷いから怪我が再発し飛べない身体へ。
試合後紅の墓の前で柚が「境先輩ってもしかして」の後に「柚、それ以上はだめだ」と歩が発言を止めましたし、境はさり際に「彼杵、車には気をつけろよ」みたいなことを言っていたと思います。
ところが、この柚ルートでは、
「境先輩は私に紅さんの面影を重ねています」
「境先輩は紅さんのこと好きだっと思います。でもそれが好きなのかどうなのかすらもわからないままでずっと苦しんで囚われているように見えます」
「今の境先輩を紅さんがみたらこう言うと思います。だから代弁します。」
など、柚がかなり踏み込んだことを言っているんですよね。台詞の中身は私のうろ覚えの記憶で書いてますので間違っていたらごめんなさいね。
まるでダンス・マカブルルートと個別ルートが補完される内容になってまして、個別ルートの中では一番のめりこめました。
そしてなにより、個別ルートのテーマである恋する女の子は最強!を最も強く出しているのも柚ルートです。
柚ちゃんの告白3連発です!いやあ、柚はやっぱりかわいいし好きなキャラです!
歩と恋人になった後の柚はもうベッタベタでしたね。個人的には最高なイチャラブでエッチシーンもよかったです。
紅と瓜二つな柚ですが、紅と柚は別人。歩もそこをきちんと理解して柚自身を愛したのも最高によかったです。個別の中では一番長いルートでした。
最後に
個別ルートはあっという間ではありましたが、イチャラブ自体は悪くなかったかと思います。いよいよ次の記事でぱられろはラストにします。
最後の記事では個人的に好きなキャラランキングと、体験版でもやっていた各キャラへの一言を書いていきたいと思います。プレイ前とプレイ後の印象の違いがどう変わることやら。近日中に仕上げます!
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
第4段はこちら↓
空に刻んだパラレログラム ダンス・マカブルルート感想
はっ!?もう12月…空に刻んだパラレログラムが発売されてもうすぐ1周年です。
昨年は体験版をやってその面白さに感想記事を書いて宣伝しまくっていたというのに、実際に本編をプレイしたのは今年の11月になっていました(-_-;)
艦これ頑張りすぎてます。ですが、いい加減美少女ゲーを進めないとと思い時間をみつけて密かに進めていました。
今回はぱられろのダンス・マカブルルートの感想となります。
個別ルートは現在進めている最中ですので、お待ち下さい。
ぱられろの感想記事は、体験版、ダンス・マカブル編、個別ルート編、各キャラについての振り返りとまとめの4段階の構成で書いていこうと考えています。
第1段体験版の感想はこちらから↓
テレプシコーラってどんな競技?
体験版だとなんかよくわからなくて、空中でやるバスケという例えが用いられていますが、個人的には駆虫でやるラグビーに近いものだと思ってます。足だって使ってますからね登場キャラが。ルールを簡単に振り返っておきましょう。
勝利条件
ヘイローと呼ばれる魔法粒子に覆われて飛び回る金色の玉を相手陣地のクリスタルの形をしたゴールにたたきつけて壊したら1点。前半15分、後半15分で多く得点したチームの勝ち。同点の場合は延長線を行い、先に得点を決めたチームの勝ちとなる。時間制限はなし。
チーム構成
試合を行うのは各チーム3人ずつ。控えとして1名の選手登録が可能で、途中で選手交代を行うことが可能。
ヘイローの特性
普段は石ころみたいな丸い玉だが、起動すると魔法粒子に覆われて空中に浮かぶ。
ヘイローは魔法粒子に覆われているがゆえ、プレイヤーがヘイローをキープしようとすると自らの魔法粒子と反発し合う。そのため、プレイヤーはヘイローをキープしている間は自らの魔法粒子をコントロールしてヘイローを手放してしまわないように制御する必要があり、ヘイローをキープしての長距離移動は自らの魔法粒子をより多く削る結果となってしまう。少しでも魔法粒子の消費を抑えるためにはパス回しによるチームでの連携が必要不可欠である。
拒絶(リジェクト)
ヘイローをキープしている選手に対して防御側に回ったチームが許される攻撃手段。自分の魔法粒子を圧縮して解き放ち、ヘイローをキープしている選手に攻撃する。拒絶を受けると吹き飛ばされると同時にヘイローをロストしてしまい、攻守が入れ替わることが多い。ただし、ヘイローをキープしていない選手への拒絶は反則であり、ヘイローをキープしている選手は相手選手の拒絶に合わせて自ら拒絶を放ち相殺することも可能である。
魔法粒子について
ヘイローをキープするにも、空を飛ぶためにも、ありとあらゆる場面で常に消費し続ける。魔法粒子を生み出すものが「オラクル機関」と呼ばれる目に見えないもの。オラクルの量が生み出す魔法粒子の量に直結しているため、オラクル機関から生み出される魔法粒子をどのように扱っていくかが各プレイヤーに求められる。また、オラクルの量は先天性のものであり、後から増やすことはできない。かといって、オラクルの量が多くても制御が下手で一つの行動に多くの魔法粒子を消費してしまっては無駄使いで終わってしまう。
以上、テレプシコーラについての簡単な振り返りは終わりです。
これだけ理解していればこの作品楽しめますよね?
率直な感想
柚が転校してきて理亞と玻璃と共にチームを結成し、第二での選抜トーナメントでほたるが加入し、ダンス・マカブルへ出場して優勝するまで、実に多くのことを考えさせられました。その中でも印象が強いのが、
紅のこの台詞です。すごく単純なことだと思いませんか?
ぱられろでいえばなぜダンス・マカブルを目指すのか?という風に言えますね。
甲子園に、ダンス・マカブルに、何を見出しているのか。
ダンス・マカブルに対する思いというのは、ぱられろに登場するキャラ一人一人によって違っていると思います。
私は空の答えがとても気に入っています。あおかなのFCにも通じる部分があるんですよね。FCはフライングサーカスの略称なので、こちらも魅せるスポーツなんです。
そしておそらく、空は誰よりも空に憧れて楽しんでいるのではないかとも思うのです。ま、空に憧れる気持ちは柚だって強いですし、どちらが上とも言えないのですが。
しかし、何事も楽しさと勝ち負けのバランスをとるのは難しくて、
こういう結果に陥りがちなんですよね。
だけども、なによりも大切なことは一つだけなんですよね。
楽しむこと
これだけなんです。
ダンス・マカブル2回戦で柚が玻璃に言った台詞も、根源にあるのは楽しむ気持ち。
そのために飛ぶのだと。
そしてほたるも楽しむ気持ちを思い出し、覚醒し本来の実力を取り戻していくのです。
単に泥臭く努力して這い上がっていくだけかと思っていましたが、それだけではありませんでした。この作品で語られていることは、誰のためでもなく自分のために楽しめと言っているのだと私は感じとりました。
一方、こうした考え方と対極の位置にいたのが境遼二だったのかなと思っています。
間違いなく彼は天才で最強のプレイヤーなのですが、その裏ではストイックなまでに泥臭い努力と下調べを徹底的に積み重ねており、勝利への執念と渇望の強さが尋常なものではありませんでした。
彼の運命を決定づけたのは歩が空を飛べなくなった試合と紅の死で間違いないでしょう。
境遼二は自分のためにではなく、他の誰かのため、もしかしたら紅のために飛んでいたのではないかと考えてしまいました。歩のためでもあったのかな?という邪推もあるのですけど。
結局彼の時は3年前から止まったままで、ただ強いだけで終わってしまったのかと。
それでも、私は彼のことを嫌いにはなれません。彼なりに苦しんで足掻いて誰よりも努力してきたのですから。
ダンス・マカブル決勝戦
このルート最大の見せ場ですね。対戦相手は夜月先輩、妖花、空のチームCardinals
空の参入はなんとなく察しがついてましたがやっぱり驚きます笑
もちろんとても面白い試合展開を用意してくれたのですが、その最大の要因は。。。
妖花の本来の能力はこれかー!となると同時に、キャラの性格、能力、声優さんのすべてがベストマッチしていて妖花ちゃん株が爆上がりしました(-д☆)キラッ
ほたるとは因縁の対決になるわけですが、覚醒したほたるの強いことったらありゃしないでしたね。とはいえ、さすがに妖花の拒絶を何度もくらえば限界はくるもの。
そこで理亞と選手交代。いや、これは最高の流れだと思いました。
4人で勝ちに行く流れになりましたからね。理亞は第二でのスターズとの戦いの時みたいな無茶はせず、自分にできることをきちんと理解して最大限のパフォーマンスを発揮していて涙でした。柚と玻璃もそれぞれに試合を楽しみ勝ちにいきの優勝だったと思います。
試合後、慣習だからとはいえ握手をした妖花にはびっくりでしたが、それは妖花がきちんと理亞たちを自分のライバルとして一人の選手たちとして認めたということだと思います。この場面けっこうお気に入りなんです。
チームスポーツというものについても考えさせられた
テレプシコーラがチームスポーツである以上、個人能力がずば抜けて高い選手が一人だけであとはド素人というのでは勝てないのですよね。個人の技術とチームワークが組み合わさって始めてチームとして動きだすわけですから。
しかし、Cardinalsのように個人技が高いだけの選手で固めてチームワーク大丈夫なの状態な場合でも結果としてとてつもない連携を生み出すこともあるわけで…
一体何がチームスポーツをする上で大切なのか。悩みます。
今は答えはでないけど、楽しむ気持ちがあればチームワークは自然と生まれるのかなとも思います。時にはチーム内でぶつかり本音を言い合うことも必要。
歩はほんとピエロですよね笑 でも、誰よりも楽しむ気持ちを持ってるんですよねー
次回予告
次回は個別ルートの感想を書いていきたいと思います。ダンス・マカブルルートと共通ルートをやりながら、登場キャラ一人ひとりに思うことがたくさんあってそれも書きたいのですが、全部かくと長くなるので登場キャラごとの感想は別の記事にまとめます。
あー長った。プレイ時間が。一試合終わるのに3時間くらいプレイしてたよ?
ねえ掘り下げしすぎじゃない?テンポ悪くない?と思ったのは本音です。
が、感情移入すると涙ボロボロゲームなのでテンポなんてどうでもよくなります。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。
第3段はこちら↓
絆きらめく恋いろは-椿恋歌- 感想
前回記事から2ヶ月も経ってしまいました。いやーまさか艦これ夏イベが1ヶ月も続くなんて思ってなかったんですよ(-_-;)
ランカーもやってますのでなかなか美少女ゲーの時間が取れなくて、10月に入りようやく時間が取れました。今回はCRYSTALiAの第二作目、絆きらめく恋いろは-椿恋歌-の感想となります。
前作のFDという形とも取れますね。刀輝と椿が恋人同士という設定でスタートします。
前作の感想も書いていますのでリンクを貼っておきます。
今回はルート分岐もなく一本道で、エッチシーンも椿とのものが中心。ですが、おまけモードで他のヒロインやサブ扱いだったキャラとのエッチシーンが追加されるなど豪華な仕様になっていたと思います。
今作の感想は普段と少し違う形で書いてみます。読みづらかったらごめんなさいね。
椿恋歌のテーマ
今作では椿が中心となるわけですが、新キャラとしてオリガミメーカーKAMINAGIのテスト剣士「カグヤ」が追加されます。また、タッグ戦が追加されカグヤの相方になんと萌生菜がつくわけです。
メインのストーリーを完走して思ったことですが、椿、カグヤ、萌生菜それぞれに共通した部分があると感じたのです。それこそが本作品のテーマであり芯であると。
端的に言ってしまえば、
「どうして私のことを見てくれないの!もっと私を見て!」
という誰にでもある承認欲求的なものじゃないかなと思うんです。
最初はどういう話になるのかさっぱり分からなかったんですが、
後々振り返ってみるとこの段階で萌生菜が刀輝に対してイラつきを見せてるんですよね。今までなら何かしら反応が返ってきていたのに、2年になって桜夜とシアの転入としおんの入学に伴う刀輝をとりまく女性関係の変化が起き、刀輝に恋人が出来たことで萌生菜のほうを刀輝があまり見なくなっているんですね。
これは萌生菜にとっては心の底ではショックなことだったと捉えられるでしょうか。
タッグ戦の相手も見つからず途方にくれた所をカグヤにつけこまれて利用されてしまったというのが今回の萌生菜だったなと。
続いて新キャラのカグヤです。彼女の正体は、朱雀院家が過去に氏神として存在していた白狐の血を練り込んで作刀した朱雀院家最強の刀「紅朱雀」が実体化したもの。
紅朱雀は最強の刀でしたが、強すぎる妖気が使い手を取り込み狂気させるという性質を併せ持っていたため、朱雀院の人間から恐れられ封印されてしまった。
しかし、紅朱雀は望まれて作られて来たのに突然捨てられてしまったことに対して深い悲しみを持っていたようですね。その悲しみが憎しみとなり、朱雀院を滅ぼすために徐々に力を貯めて実体化し、カグヤとなって行動に出るわけですね。
カグヤが萌生菜に対して渡した刀「朱滅(あやめ)」ですが、これ、朱雀院を滅ぼすの略に見えたのは私だけでしょうか?
最後に椿です。彼女は朱雀院家に生まれて、朱雀院家に認められる人間になるように日々努力を積み重ねてきたわけですね。しかし、前作で葵との戦いには勝ったものの自らのオリガミは砕け散ってしまい、本家からも断絶されるような言葉を浴びせられました。刀輝の告白を受け、新たに蘇ったオリガミ「ヒノトリ」で殻を一つ破ったように見えたのですが、心の奥底では本家との問題や、刀輝に自分だけを見て欲しい、他の女の子なんて見てほしくないという欲求が強まる一方で、カグヤは彼女こそが自分と同じ想いを共有でき朱雀院を滅ぼすのに向いているということで接触を図っていくわけですね。一時は完全にカグヤに取り込まれかけましたが、刀輝にどんな椿も好きだと言われ、自分を認めることができたことでカグヤとの決着に終止符をつけられたのだと思います。
このように、萌生菜、カグヤ、椿に共通した部分がこの作品のテーマとなり展開されていったのではないかと考えています。
登場人物ごとに一言ずつ
三条刀輝
本作品の主人公ですね。刀鍛冶ということで試合には基本でませんが、前作をプレイした方ならお分かりの通り、普通に戦っても強いです。今作では椿とのイチャラブ満載で決める所はびっしり決めてくれたと思います。
朱雀院椿
本作品メインヒロイン。ケモ耳姿がかわいかったですね!水着もなかなかGOOD!
今作椿の最大の魅せ場だったと思います。裏炎姫かっこよすぎる!!
カグヤ
CVの飴川さんの演技力がとにかくすごかった!かわいらしい表現やエッチシーンは抜群にうまいなーと以前から感じていましたが、カグヤと椿の戦いでの演技力はただひたすらにびっくりしました。飴川さんさいこー(>ω<)
おまけのエッチシーンよかったですね!小悪魔的な女の子も好きですよ~
銀杏田萌生菜
カグヤに操られて少し可愛そうな部分もあったように感じましたが、葵との戦闘で自分に足りていないものを見つけることができてよかったと思います。
本心では刀輝のことを好きだったんじゃないかな?と思ってますね。本人に自覚がないだけで。
神和泉桜夜
刀輝との過去は前作で全て語り尽くしていますので、今回は大きな出番はなかったですが、しおんとのタッグはいい相性だったかなと。都子の死線を超えて戦う姿を見て彼女は何を思いどう成長していくか楽しみなところです。
藍原しおん
おっぱい。この一言で終わりたい。。。けど、萌生菜に拒絶されるようなことを言われてもめげずに戦い抜き、萌生菜が正気に戻ったら普段どおりに接して上げられるしおんの優しさがとても眩しかったです。
フリージア・ゴッドスピード
刀輝と同じく刀鍛冶ですが、戦闘力は皆無。そのため裏方に回ることが多かったですね。とはいえ、葵が本作で最初使っていたオリガミはシアが作成したもの。刀輝は葵との約束通り葵のためのオリガミを作るわけで、そのためにシアが渡した膨大なデータが刀輝が葵に贈るオリガミ「タケミカヅチ」につながるので、わりと重要な役目を担っていたと思います。
朱雀院都子
前作では桜夜ルートのラスボスとして君臨した最強の剣士。今回は味方についてくれるだけあって心強いです。また、刀輝とデートなんてしたりしてちょっぴり女の一面まで出してくるという笑 前作の印象強いから逆に怖かった。
ラストバトルで驚愕の事実が判明しますね。精神感応係数が高すぎてたいていの霊刀が一撃でぶち壊れると。。。だから刀ごとに自分の力を調節して戦ってるって。。。やっぱり危険ですよこの人。敵にしたくない。
千石葵
前作を通して椿とは良きライバル関係になりましたね。個人的には最も泥臭く努力して這い上がっていく人という印象です。相手のこともきちんと見ていて、猛獣のようにパワーだけでねじ伏せるかと思えばそうではないタイプでもあってちゃんと先も見れる剣士ですね。
タケミカヅチを振るう葵の戦闘シーンは熱かったです!
東雲ひばり
退魔師ということを隠して叢雲学園に入ってる女の子ですね。今作での出番は少なめかなーと。でも、肝心な所で必要になるしなーとも。ちょっと扱いに困るキャラなのかも。前作だと大活躍だったんですけどねー
佐々木巫琴
前作同様、この物語を進める上で必要不可欠な化妖。この人なしじゃ何も始まらないって感じです。
綾瀬
三条家の守り神らしいが供物としてこんそめのポテチを要求する変な神様。前作ではラストで大化けしましたね。今回出てこないなーと思ってたら、、、
最後の最後で復活。しかもカグヤまで復活。でも、声が聞けてよかった!
最後に
言いたいことは最初に全て言ったのであとがきコーナーみたいなものです。
今作は前作同様に非常に満足のいく出来になっていたと思います。CRYSTALiAは個人的にお気に入りブランドの一つなので、3rdプロジェクトの「白刃きらめく恋しらべ」も是非プレイしたいと思います!待ち遠しいですね!
ストーリーを終え、エッチシーンも全て見終えた後に追加されるBridalで刀輝と椿のその後が描かれますね。結婚式だけで終わらずそのままエッチシーンにも突入で、すごく楽しかった!2人の呼び方も変わり、幸せになってほしいなと思いつつプレイを終えました。
次は「空に刻んだパラレログラム」をプレイしようかと考えています。一年前に体験版の感想記事書いて宣伝しまくったのに体験版の中身までしかプレイしてないんですねこれが。積みゲーなくしたいです。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。